- 2019.03.15 Friday
- 10:38
- by 理系のための戦略的就活術
「一般論」に惑わされない理系の王道・・・(p.133 エントリーシート対策のカギ「Why&How」 )
本書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」だけでなく、私の著書では「戦略」という言葉が多数使われています。
これはもともと戦争研究を通じて、「いかに戦うか」を研究してきた私の本筋に基づいています。
戦争は子供のケンカではありません。命を懸け、存亡を懸けた戦いです。
単純に腕力が強い(兵力、武器等)だけで勝敗は決まりません。「アジアの発展途上国ベトナム」と戦った、「世界のスーパーパワー・アメリカ」が負けたのがベトナム戦争です。
(解説)当時のベトナムといえば、今の発展目覚ましいベトナムとは雲泥の差の途上国。例としてはISやタリバンみたいなゲリラ(ベトコン)が国を作り(北ベトナム)、西側だった南ベトナムを倒し、ベトナム全土を統一したような感じ。南ベトナム支援で介入したアメリカを敗北に追い込んだのがベトナム戦争。
就活のように一発勝負、瞬間勝負ではなく、数ヵ月にわたる戦いにおいては、いかにして戦いを「継続する」かが勝負を決めます。勝手な思い込みや好き嫌いといった戦略観のない戦い方で勝利は得られません。当ブログでも何度も述べていますが「ネタ頼み」「ネタだより」のような珍奇な経験談探しや「盛り」には長期戦を戦う戦略性のカケラもありません。
しっかり戦略観を磨いて準備しましょう。
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3月も半ばとなりましたが、膾炙との直接コンタクトはできていますか?
・合説に行く
・個別企業説明会に行く
・OBOG訪問や会社訪問をする
・本エントリーをする
何でもOKです。今はもう考える時ではなく、動く時。
中には適性検査(SPIなど)対策をする人もいます。ただこれは注意が必要で、本書p.136「筆記試験・Webテスト」を読んでおいて下さい。
特に理系学生は正解が大好きなので、完璧なESを完成させようとしたり、適性検査にハマってその準備ばかりに没頭し、肝心の企業研究や志望動機・アピールという本道中の本道をおろそかにしてしまった例が出ています。
ESは本番を迎えています。
次々ESを書かなければなりませんが、本書が繰り返し述べている「ネタ探し」という最悪の悪循環に陥らないことが重要です。ESも面接もネタ勝負では絶対にありません。
ネタがないから高校時代の文化祭実行委員や、理系なのに3年前学部時代に数ヵ月やっただけのカフェバイトの話のような、落ちるためのネタを無理に探し出して自ら苦戦するハメに陥ってしまうのです。
本書p.133「エントリーシート対策のカギ「Why&How」」は、キャリアデザインの視点から見ても本質を述べています。
これは上っ面のきれいごとを語っているという意味では全くなく、ネタ勝負のような愚かで消耗しかしない根性論から脱却し、戦略的就活を実行するもっとも重要な項目です。
今日の参照ページ
p.133 エントリーシート対策のカギ「Why&How」
JUGEMテーマ:就職活動
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