- 2018.08.24 Friday
- 10:12
- by 理系のための戦略的就活術
学歴フィルター、あきらめる?戦略的就活の姿勢・・・・(p.125 選考中、企業では何が起こっているか)
「学歴フィルター」などという言葉がなかった30年も40年も前から、学歴による選考への批判はありました。
p.125 「選考中、企業では何が起こっているか」では、学歴フィルターについても書いています。
自分の大学の偏差値が低いことに劣等感を持つのはいってみれば普通のこと。そうした大学名による差別があるかどうかは、当然明確にする企業はないものの、現実問題として有名高偏差値大学と偏差値で劣る大学の学生がいた場合、影響がゼロというほうが現実感がないといえるでしょう。
ではこれは単純にあきらめれば良いのでしょうか?
「戦略的就活」に「不利だからあきらめる」という考え方はありません。
不利を承知で少しでも成功に近付けることを目指すのが正に戦略です。
これは戦略的就活のかなり重要な思考で、単純に戦力(偏差値)の差だけで採用が決まるなら、戦略などいらないのです。
今だけでなく、当時も世界最強の軍隊だったアメリカは、ベトナム戦争において、アジアの発展途上小国ベトナムと戦いました。戦力さは大人と子供以上。軍事的には全くあり得ない差です。
そこでベトナムはべトコンゲリラを組織しジャングル戦に持ち込み、強力なアメリカ軍の戦車などが使えないフィールド(戦場)で戦いました。
核兵器でベトナムを地球から抹殺するという選択は、当時でも(もちろん今も)現実に不可能です。ゲリラ戦では大部隊、大戦力がその効果を出せないのは、史上最強陸軍だった旧ソ連軍がアフガンゲリラの故マスード司令官の指揮により、アフガン戦争を事実上負けたのと同じです。
戦力差や偏差値の差が、低い方に有利になることはありません。しかしそれであきらめるのではなく、どこの戦場で戦えば少しでも優位さを克服できるか、最終的には逆転できるかを考えるのが戦略です。
p.125 「選考中、企業では何が起こっているか」に、学歴フィルターについても書いたように、企業は偏差値だけで学生を選考することはありません。どこで勝負するか、自分の立場が不利だと感じている学生は、ぜひ考えましょう。これはもちろん理系に限らず、芸術系・美大生も同じです。
今日の参照ページ
p.125 「選考中、企業では何が起こっているか」
JUGEMテーマ:就職活動
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