- 2019.09.20 Friday
- 23:27
- by 理系のための戦略的就活術
「一発で良い/悪い企業を見分けるコツ」というデマ・・・p.109 初任給の額や退職金
10月からの後期では、早くもさまざまな大学で就活関連講座やイベントが開かれます。
東北大学高度イノベーション博士人財育成ユニット(ILP)のイノベーション創発塾(東北大博士後期課程の人!現在後期受講、絶賛募集中!http://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/ilp/career-support-program/ilfc/registration-ilfc(東北大博士後期課程学生限定)
では「戦略的キャリアデザイン」の講義を担当します。
また東工大では10/24・25に東工大生のキャリアの特別講座があります。(詳細決まり次第ここで発表します)
他にも秋田美大、東京理科大など、いろいろなところで話をする機会が、後期になれば増えます。これが就活時期本格化の実際です。
スケジュールが大事ということを本書でも講座でも伝えていますが、それが現実化していきます。本書と本ブログが伴走しますので、引き続きがんばりましょう。
さて先日の台風では大きな被害が出ました。政府は新内閣発足というきらびやかなニュースにそっちのけとなり、千葉県はほぼ無視。千葉県知事は結局何もできない元タレントの限界を示し、私の叔父・叔母も住む南房総中心にとんでもないことになりました。
一方、都内は大暴風ではあったものの電車が止まった以外の被害は千葉に比べれば圧倒的に少なかったようです。(私、直撃の晩は東京にいました)そんな中、津田沼駅では、総武線再開を待つ異常な大行列が発生し、都内各所で山手線始め、電車の始発を待つ会社員たあふれかえりました。
ネットニュースなどで、こうした人たちを社畜の鏡と揶揄するものもあります。
私のようなフリーター生活をしていればほぼ、荒天時に電車に乗る必要はないのですが、この日は移動があってモロにラッシュ時に電車に乗る必要がありました。結局1時間以上早めに動いた結果、地下鉄がほとんど時間通り動いていた(混んでたけど)ので目的地には十分余裕を持って着けました。
こんなことから、「荒天・災害時の通勤状況で会社のブラック体質がわかる」という意見があります。
私は一部正しいと思います。意味なく出社を当然とする会社は、そもそも社員にそのような負荷をかけることが当然と考える会社なのでしょう。
ただし!
本書P.109「初任給の額や退職金」で書いたとおり、一つの指標ですべてを判断することはただのヤマカンであり、戦略思考ではありません。絶対に「一発で企業を見抜く」魔法など科学的に存在しません。
私が移動しないとならなかったように、何らかの事情で荒天でも出勤が必要な場合もあれば、不要でも出勤を当然視されることもあり、単に大行列に並んでいる、台風でも出勤している「だけ」でブラックだと決め付けるのは愚かです。
p.109で人事制度についてもふれていますよね。
学生の皆さんが知らないビジネスのルールなど常に変わっていきます。絶対に自分たちの価値観『だけ』で判断するのは止めましょう。
今日の参照ページ
p.109 初任給の額や退職金
JUGEMテーマ:就職活動
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