(アマゾンは欠品が続いているので電子書籍をお薦めします。出版社などにもしかすると在庫あるかも・・・(メルカリで新古本が定価で出ているという情報を学生が教えてくれました)
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生協http://www.honyaclub.com/shop/g/g16171752/などでも入手可!)
日大生物資源科学部 売店(立野商店)でも割引で販売中。←数少ない実売店舗
理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術(丸善出版)
? 現状把握編「理系の就職とは」
? 戦略構築編「敵と己を知る」
? 就活実践編「戦略的就活の展開」
の各編と、それぞれの章の中からランダムにトピックを選び、順次開設していきます。それぞれの記事では参照ページを示していますので、本を読んだ方はそのページの主旨と合わせて読むことで、より深い理解ができることを目指しています。
電子書籍版もあります
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本の感想や質問なども、メール(アドレスはサイト右側に)をいただければ、本サイトで紹介したり返信できる場合もあります。(返信を確約するものではありません)
文系に負けない就活の成功を祈ります。
NEW!
マイナビ2025
理系就活の進め方
https://job.mynavi.jp/conts/2025/sci/rikeisemi/
特に自己分析など、就活に悩んだ時は仕事を見直そう!
「理系の仕事研究」←毎年改訂
https://job.mynavi.jp/conts/2025/sci/job/
日本経済新聞の学生向け情報サイト「日経スタイル」連載記事
理系学生のための企業研究
(1)時間とエネルギーをかけないで進める方法とは?」
http://college.nikkei.co.jp/article/85045216.html
(2)「ゲームが好きだからゲーム会社」でいいの?」
http://college.nikkei.co.jp/article/85213217.html
(3)会社がほしいのは社会貢献より「会社」貢献する人
http://college.nikkei.co.jp/article/85224918.html
(4)効率良く就活するにはビジネスモデルの理解から
http://college.nikkei.co.jp/article/86262715.html
(5)なぜ外資金融の新卒は1000万円もらえるのか?
http://college.nikkei.co.jp/article/87242915.html
http://college.nikkei.co.jp/article/87255615.html
リケ就のコミュ力講座
(1) コミュニケーションの原則〜「しゃべり上手」でなくていいワケ
(2) 理系の落とし穴〜「しゃべらな過ぎ」と「しゃべり過ぎ」
【重要】2017卒就活スケジュール p.117「一般的理系就活スケジュール例」改定
http://rikei.rm-london.com/?eid=62
作者
追記:
戦略思考で鍛える「コミュ力(りょく)」もアマゾン欠品がよくあります。
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今から申し込みたい人はメールで(27日12時まで):
「2/27セミナー希望」と題し、氏名: 大学・院名: 学部・研究科/学年: 記載のこと
東北大学
北海道大学、名古屋大学、新潟大学、筑波大学、東京外大、お茶の水女子大、横浜国大、立命館大、大阪大学、神戸大、兵庫県大、沖縄科技大の方限定
2024年2月27日(火)14時から、東北大学高等大学院機構 博士人材育成ユニット(PhDC)特任教授 増沢隆太先生による「4月から会社員になる学生のための『会社に入ってからのキャリア講座』が行われます。
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東北大学の学生、並びに「博士人材育成コンソーシアム」加盟大学学生なら誰でも参加できます。
申し込みは;東北大学生、並びに「博士人材育成コンソーシアム」加盟大学学生限定
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新卒学生だけでなく、一般の会社員もよくわかっていない「転職の実態」「不本意配属」「給与のメカニズム」「真のおべっかの使い方」など、新たに4月から社会人になる人に、20年以上の人事コンサルタント歴があり、「ジョブ型雇用」という言葉がない頃から外資系企業数社でジョブ型雇用を渡り歩いた体験交え、経営者・人事政策責任者の視点をお話しします。
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申し込みは; 東北大学生、並びに「博士人材育成コンソーシアム」加盟大学学生限定
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セミナー中は時間が無く回答できなかったので、こちらでお答えします!
それにしても京大はさすがにすごいな。あんな短時間なのに、これだけレスくれるとは。
こりゃ他大学じゃあ、ちょっと太刀打ちできないかも。行動力/実践力のある京大生は無敵です。
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
アマゾン欠品気味です。電子書籍はこちら↓にあります。
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または出版社;
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に聞く手もあります。さらにメルカリには新品の出品があるそうです。
ではいってみよう!
**********************
Q:トピックセンテンスは、
A:ESの設問、面接の質問へのストレートな回答がトピックセンテンスとなります。ガクチカなど個人的なことは当然自分しか答えられません。また研究内容説明など、複雑なものの場合は、できるだけ全体像のような概略となるでしょう。
(戦略思考で鍛える「コミュ力(りょく)」(祥伝社新書)参照ページ p.134 話がわかりにくい人のためのロジカルな伝え方)
Q:形容詞での表現をしてしまっていました。
A:問題点に気付いてくれましたね。形容詞での表現はビジネスにおいてほぼ意味はありません。まして京大生であれば、客観的な数字や変化率、ファクトベースでの説明ができてこそ。
逆に「お客様からの感謝や、サークル部員からのサポート」などは、数値化できない、つまり「個人の感想」でありビジネスとしてのネタになっていないということです。
「手柄自慢」「良いことを書く」「会社を褒める」は全く就活対策になっていないということをご理解いただきうれしいです。
(本書参照ページ: p.91 マーケティング手法の活用)
Q:貴重なお話ありがとうございました。
A:そのエントリー先企業のビジネスモデルをどこまで理解していて、そこでの生産性寄与を想像で良いので表現できているかです。
サークル自慢、バイト自慢がダメな理由は、ただサークルやバイトで成果が出たところで終わっているから。その成果と応募先企業のビジネスモデル、あるいはそのビジネスで求められる成果とのつながりなどの説明責任を果たしていません。
そもそも「総合商社」というビジネスモデルもわからず「国際プロジェクト開発を手がけたい・・・」「電車が好きだから鉄道会社・・・」のような表層的イメージ、それもビジネスモデルを見てすらいないと思われるような企業研究では「成果判断」など無理でしょう。
社風やら職場の雰囲気など、いくら調べても実際に働かない限り、絶対にわかりません。そんなわからないことを調べるためにOBOG訪問などにエネルギーを割くより、会社ホームページにいくらでも事実がていねいに説明されている、製品情報/サービス情報/事業内容・・・のような「その会社の」ビジネスの仕組みを理解するのは、京大生なら多分すぐできます。慣れてくれば数十分でできるはず。
そこでその会社が生み出す成果、その成果やプロセスと自分の能力の一致などをいかに説明するかこそ、京大生にとって一番役立つ企業研究です。
(本書参照ページ p.97 企業選びの視点)
Q:サークルがどんなものなのか具体的に書こうとすると字数が足りな
A:サークルやサークルの内容が何であるかはあなたの採用とは直接関係ありません。「ガクチカ」と呼んだりする、学生時代に力を入れたことでも、サークル説明で終わる人がよくいますが、これではゼロ回答になってしまいます。
知りたいのは「何をやったのか」=Whatではなく、「なぜ・どのようにやったのか」=Why&How。
他人が全く知らない競技だとしても南米では人気のある球技の一つで・・・で十分。詳細は、文字数に余裕があれば書く。文字数が400字以下など、少なければ、具体的説明などに情報を費やすのはもったいない。
さっさとそこでの自分の役割や、なぜ成果が出たのか、どのような変化がなぜ起きたのか、というような、「変化率」を説明しましょう。形容詞不要というのは、その結果がどれだけ「すごい」と書いたところで、読み手は何一つ評価などできません。
全国大会優勝はすばらしいですが、個人競技でもなければ、自分の関与がどうだったかなど誰もわかりません。
「Why&How」こそが、ESと面接における回答のすべてと言っても良いくらいに最も重要な対応方針です。
(本書参照ページ:p.49 研究という武器 p.133 ES対策のカギはWhy&How)
Q:今日はありがとうございます。
A:せっかくこのような説明会に出ているのですから、今から出展企業の説明を聞き、その会社がどうやって利益を生み出しているのか、そのビジネスモデルを理解する練習をしておいてはどうでしょう。
漫然と起業説明を聞くだけの人が多いので、そんな時も必ず目的意識を持って、説明会では必ずその社のビジネスモデルを理解して終わることを課して参加するのです。
よく理解できない時は当然、理解できていても、必ず一言は質問することも義務として臨めば、M1進学時の就活は言ってみれば2回戦。経験が違ってくるので、余裕で臨めることでしょう。
内定承諾書という契約書に署名押印しない限り、日本は法治国家なので、一切の入社義務もありません。京大学部生なら大歓迎してくれる会社が多いので、ぜひ今の内にいろいろな会社を見ておきましょう。せっかくだから、知っている会社ではなく、聞いたこともない会社の説明を聞いて、ビジネスモデルを理解するという訓練をしておけば、確実に2年後就活は断然と差が出来ることは間違いないでしょう。
(本書参照ページ p.74 修士卒(修了)進路の留意点)
Q:結論ファーストで一言で研究内容を、とおっしゃっていましたが、
Q:博士課程なんですが、就活上手く行くか心配です
A:理系院生であれば研究説明は普通は必ず求められます。
どこまで説明するかというレベル調整は難しく、絶対的正解はありません。ただ、これまで15年、科学ど素人の私が博士後期課程学生の指導が出来たかというと、このど素人の私に研究内容を理解させられないような説明では、まず採用の突破は難しいというフィルター機能が役立ったからだと思っています。
どれだけすばらしい研究でも、聞く側が同レベルとは限りません。企業の研究者であればかなりの理解が得られるでしょうが、就活においては、研究者以外と一切接することなく選考が進むのは考えられません。特に最近は超人気化粧品メーカーが、「誰にでもわかるように易しく研究内容を説明」することをESで求め始めました。
これはその研究の神髄や学問的価値を全部理解させろという意味ではありません。専門用語でないと意味が通じないとか、間違った意図に取られない限りは、言い換えたり例えたり、子どもにわからせるような説明が出来ることこそ、高度の研究能力として評価されるでしょう。
特に博士学生なら、高度な難しい研究を専門家に対し、難しい専門用語で説明できるのは当然。逆にど素人の人事の人に、難解な単語を使うことなく、例え話混じりにその研究のバリューを説明できたことで、一気に全社的に「ぜひわが社に入って欲しい!」という流れができた博士学生もいました。
「何がすごいのか、新しいのか(新規性)、発想がすごいのか、手技がすごいのか、実験プロセスが難しいのに成功したのか、その研究成果が出ることでどんなメリットがあるのか・どんな実用化技術とつながる可能性があるのか・・・・」
相手の理解度が影響する以上、すべてを理解させることなど不可能です。しかしその研究の意義や価値、活用の可能性も説明できないのであれば、就活は厳しいと思います。
東北大では、毎年「博士のジョブフェア」というイベントを行い、30社以上の出展企業に、40〜50名の博士学生が自研究をプレゼンテーションします。
私たちプロの指導を受けつつ、その研究説明指導には2ヵ月程度かけて準備をして臨みます。一朝一夕では無理ですが、「他人に伝える」トレーニングは確実に身になり、毎年多数の博士学生やポスドクが、このジョブフェアを活用して応募のスカウトがかかったり、選考のきっかけを得ています。
(本書参照ページ:p.40 コミュニケーション能力 p.120 エントリーシート/Webテスト))
Q:就活における京大と東大の差はありますか?
大手コンサルの内定をうけた京大→
A:「京大生だから採用しない」というコンサル会社があるとは思えません。
出身大学とコンサルビジネスは関係無いからです。コンサルタントの成果とは何でしょう?
コンサルの仕事は「企業の指導」などと言う人もいますが、何千万というフィーをもらって、満足を得られる指導をする自信があるでしょうか?何千万のフィーを払った以上の成果を提供できるからコンサル業が成り立ちます。それができるのが独り立ちできるコンサルタント。通常は会社に属しますが、ディレクターやプリンシパル、パートナーのような役職になる人は、それが出来るから慣れたのではないかと思います。
およそ京大出だからコンサル出来ない・・・レベルの世界ではありません。
ある巨大コンサル会社は、かつて学歴を不問としました。コンサルはカネを稼げるかどうかが生命線。学歴止まりでどうこう言っているようなレベルのスタッフはいないと断言していたのが印象に残っています。何なら京大中退でも、センスと頭脳があれば活躍できるはずだと思います。
今後もさまざまなアドバイス(余計なお世話も含む)を受けた時は、決して鵜呑みにせず、なぜそうなのか、それってあなたの感想?じゃないことを説明してもらって下さい。それがないアドバイスは多分、「感想」だと思います。
(本書参照ページ p.6 戦略思考で見る有名大学・一流大学 p.19 コンサル業界は苦かった)
Q:京都大学の理系女子は将来何を期待されているのでしょうか
A:もはや時代は「女性だから」とかいっている状況ではないと考えます。だから京大理系女子も京大理系男子と同様、将来のその企業の「技術系管理職」としての素養だと思います。
理系だから管理とか知らないなど不安かも知れませんが、そんなものは入社してからいくらでも身に付けられるので大丈夫。しかし多分面接では「将来のキャリア」「10年後どうなっていたいか?」など聞かれると思います。
そんな時、理系の人は正直すぎて、その技術や研究の目標しか話さないのですが、京大生は未来の管理職・経営者なのです。ぜひ自分の目標だけでなく、「10年後には同僚、後輩や部下、チームで成果を出したい」という「管理者目線」を語ってみて下さい。多分企業の人大喜びだと思います。
(本書参照ページ p.67 学部・修士・博士ごとのキャリア選択留意点 p.95 企業選びの視点)
Q:本日は貴重なお話をありがとうございました。
Q:本日はありがとうございました。
Q:ありがとうございました。
Q:今すぐやる、心に刺さりました。
Q:今日は貴重なお話ありがとうございました!
ESの書き方について、
A:書き込みするだけですばらしいです。どうですか?文字を打っただけで、次の書き込み、企業交流での発言が一気に楽になっていませんか?
何も書かずに見ているのと比べ、一歩前に、単にお礼の文字を打つだけで行動力に断然と差が付きます。これを今から出来れば3月本番もスタートダッシュ間違いないでしょう。
就活は何のため?といえば、結局採用社から内定をもらうことがゴールのはず。内定がなければ進路選択すらできません。ぜひその意図を読んで下さい。すぐにはできなくとも、こうして「自ら動く」ことができた人はすぐにぐんぐん力が付きます。「相手を考え得」という当たり前のことができない就活生がほとんどだからです。
ぜひ成果出して下さいね!
戦略思考で鍛える「コミュ力(りょく)」(祥伝社新書) p.82 面接で採用されるための間接アプローチ
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2/12、農工大生協Withnavi 選考対策セミナーに参加した皆さん、質問ありがとう!(よく実行してくれました!!)
セミナー中は時間が無く回答できなかったので、こちらでお答えします!(質問内容や表現は微妙に変えています)
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
アマゾン欠品気味です。電子書籍はこちら↓にあります。
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ではいってみよう!
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Q:今までインターンや早期選考に落ちてしまう理由の一つとして農工
A:「農工大生の強み」こそ、農工大生がアピールすべきポイントだと理解していただきうれしいです。バイトやサークル自慢がだめなのではなく、農工大生でなくてもできることは自慢になっていないのです。
それより地味な研究や実験にコツコツ取り組む姿勢、失敗から学びを得る姿勢+農工大ブランドが合体することで強力なアピールになります。成功を祈ります!
(本書参照ページ:p.2 理系の力 p.12 文系との違い)
Q:今まで何度か就活セミナーに参加しましたが、
A:理系の強み=農工大の強みですよね。就活ではいろいろなウワサや「情報」が飛び交います。しかし農工大生が参考にすべきものはほとんどないというか、聞けばいろいろな価値観がごちゃごちゃになって混乱するデメリットが多いと思います。
コロナであらゆる対面情報交換ができなくなった時、逆に雑音に惑わされず就活がスムーズにできたという声が多くありました。
さまざまなアドバイスについては、必ずその理由、根拠を尋ねて下さい。
私も人事採用の視点、長年何千人もの理系学生を指導してきた成功事例・失敗事例を根拠に、農工大生にカスタマイズしてお話ししています。
自分の経験談ではありません。(そもそも農工大生でもないし、理系ですらないので)
根拠のないアドバイスは、混乱するだけなので、聞き流しで良いと思います。
(本書参照ページ p.98 真の企業研究 p.111 親の意見)
Q:貴重な話をありがとうございました。
A:「一言で良いので書き込んで」というアドバイスを実行してくれました。その行動力に敬意を表します。
いかがですか?初めて書き込むときは勇気が要ります。しかしこれで2回目以後、ぐっと気軽に書き込みができるようになったはず。
このための練習なのです。一歩踏み出す勇気と行動力は、必ずこの先の成功につながります。
ESで「私は行動力に自信があります」と書く何百倍もの説得力がこうした事実であり、行動です。この思いで一気に就活を突破しましょう!
(本書参照ページ: p.23 「無い内定」の実情 p.40 コミュニケーション能力)
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]]>2/4 東北就活フェスタ・セミナーに参加した皆さん。その場で質問/コメントをくれた方にお答えします!
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
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に聞く手もあります。さらにメルカリに「新品」出品があるそうです。
ではいってみよう!
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Q:工学部生です。
A:このセミナーに参加し、
工学部ということですが、その「友人」もそうでしょうか?
「科学的な就活」をお勧めしています。何となくではなく、
早期選考で内定を取った友人が理系なのか?
どんな企業なのか?
自分が応募した企業はどこか?・・・・
これだけでも不確定要素が絞り切れないほど大きいと思います。
落ち込むのはそれらが整理されてからです。
例えば早期選考であまり知名度の高くない会社や希望者が多くはな
一方、誰でも知っている超有名、B2C企業などであれば、
しかし普通はそうはなりません。自分の希望や企業選び、
(本書参照ページ:p.76 自称「四流大学」学部出身の修士学生が逆転 p.124 選考中、企業では何が起こっているか)
Q:就活には正解がないという言葉にハッとさせられました。
A:うれしいコメントありがとう。
ネットやリアルでさまざまなアドバイスが飛び交うことでしょう。
正解がない中どんな判断基準でそうした情報を伝えているのかとい
私の場合は企業の経営者として、
それでも「正解」かどうかは、「その応募先企業」
今の時点からこうして活動や実行ができているなら、
(本書参照ページ:p.15 なぜ就活がたいへんなのか p.97 企業選びの視点)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>千葉大学 企業研究&選考対策セミナー 「千葉大生の面接対策」に参加ありがとうございました。
その場で質問をくれた皆さんのために、いただいた質問にお答えします!
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。(文系でも千葉大生ならしいかり役立つはず)
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Q:エンジニア志望です。業務とは直接関係することではありませんが、コミュニケーション能力が高いことを示すためにバイトや部活の幹部としての業務について話したいと考えているのですがどう思われますか?
A:ESも面接も「自分が話したい事、伝えたいことを発する行為」を「自分中心・自己中心的就活」と名付けました。一方、私が東北大学で教えているのは「戦略的就活」です。これは自分中心視点の真逆で、「会社=選考者」の視点を考えて進める就活です。
私は経営コンサルタントでもあるので、ビジネスで相手(=お客さん)のためという視点を持つのは、当然すぎる常識となっています。そうしたビジネス思考を基に就活に取り組むのが戦略的就活です。
「コミュニケーション能力が高いことを示す」ことが、具体的エントリー先企業の求めるものであるとわかったら、それは戦略的就活の上でも正しい判断だと思います。しかし「就活一般」とか「企業ってだいたいは・・・」的な考えは、大学生なんて千葉大生もなんとか大生も何でも皆一緒ダロ的乱暴な括りと同じことだと思います。ゆえにしっかり企業研究を行い、そのエントリー先企業が、千葉大理系学生に、何よりコミュニケーション能力を求めているという結論なら素晴らしい方針です。
すべては自分の視点、都合ではなく、相手=企業をどこまでしっかり見ているかだと思います。
エンジニアの仕事とバイトの仕事の成果は同じもの、サークル幹部の責任はプロエンジニアに劣らない・・・という判断をそのエントリー先がしているのかどうか、すべては根拠次第でしょう。
勝手に自分の価値観で進めることはぜひとも避け、相手を理解できるよう企業研究を図るのが大前提です。
(本書参照ページ:p.5 戦略思考 p.76 自称「四流大学」学部出身の修士学生が逆転)
Q:とても勉強になりました。企業の利益を意識するという社会人の基礎を学ぶことが出来ました。心構えをして面接などに臨んでいきたいと思います。お話ありがとうございました!
A:うれしいコメントありがとう。「会社は何のためにあるのか」という哲学的問いへの答えは出ていると思っています。それは法律があるからです。会社は株主のためにあります。
千葉大生の多くが志望するであろう上場企業であれば、代表取締役筆頭に、経営陣は全員会社の収益向上によって、会社組織の維持存続発展に寄与する「義務」があり、それができない経営陣は株主から罷免されるはずです。
利益、金儲けという言葉にネガティブさを感じているなら、考えをビジネスモードにあらためましょう。もうコロナ前ですが、ある千葉大の学生が私の会社に個人支援を申し込んできました。彼女は金融志望ということでしたが、はっきりいえば「千葉大生のくせに」メガバンクとリージョナルバンクの仕事の違いも理解していませんでした。しかし「お金儲け大好きなんです」という素直な気持ちを、上手にES化し、面接でもその線で進めた結果、メガバンク複数から内定を得ました。
コンプライアンスに反するような金儲けなど初めから選択肢になりません。しかし正々堂々と収益をあげられないのであれば、最低でも上場企業はあきらめる方が良いと思います。民間企業ではなく福祉法人などでぜひ力を発揮していただきたいと思います。
(本書参照ページ:p.47 企業が存在する理由「社会貢献より会社貢献」 p.98 真の企業研究)
Q:本日のお話の中では,これまで他の就活面談等で聞いた話とは異なる内容が多くありました.
私は当然ビジネスの経験が全くないので,どの人のお話が正しくてどの人のお話が間違っているか判断できませんし,無理に自分で判断しようとするのも危険だとも思います.どのように判断基準を設けるのが良いでしょうか.
A:「根拠を疑う」姿勢は素晴らしいです。「誰が言ったから」などではなく、ぜひ自分の頭で考えて、判断してみましょう。私の話もそれなりの根拠は述べているはずですが、一対一の個人面談ではないので、ところどころ根拠が端折られていたかもしれません。すみません。
「無理に自分で判断しようとするのも危険」
そんなことはありません。千葉大生のインテリジェンスに期待するから、企業は千葉大生を雇いたいのです。もちろん千葉大生なら誰でも良い訳ではないので、「自分で判断できる千葉大生」を求めていると考えるべきでしょう。
理由は、自分で判断できないなら千葉大生ではなくなんとか大生で十分。なんなら大学出の必要もないか、AIや機械に代用できれば雇う必要もありません。
今現在の技術であれば、AIや機械に頼るより、自ら判断し行動できる千葉大生は雇いたい候補者なのです。
ただ、自分の判断力に疑問や不安を持つのは当然だし、きわめて健全なものなので、そうした時はぜひキャリアセンターの先生など、「ビジネスを理解しているプロ」と話してみて下さい。
大人・社会人なら誰でも良い訳ではなく、必ずビジネスのプロであり、可能なら社会人5年未満では少なくとも新卒採用のリクルーターには成れても、「採用決定プロセス」には関与できないはずなので、そうした採用の意思決定を理解している方に聞くのが一番です。
自分の親が現役の採用状況を熟知していれば、親でも何の問題もありません。ただ、10年以上前の(ひどい場合バブル時代など太古の昔)しか知らない人は、相談者としては不適切なのでお気を付けください。
いずれにしてもあなたに助言してくれる人がいたら、必ずこのQAのように「根拠」を聞いて下さい。根拠を答えられないアドバイスは信用しないことに、私は大賛成です。
(ここではもっと根拠を話せないのが残念無念・・・)
(本書参照ページ p.125 選考中、企業では何が起こっているか p.133 ES対策のカギはWhy&How)
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]]>情報更新!土日休日も対応
最近の相談例:
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予約が取れれば連続受講も可能です。(尚、東北大生の方には、大学が行っている無料のキャリア相談をお勧めしております。大学HPで探して下さい)
申込み方法
メールのみ(電話はお受けしません)
・お名前
・大学名、学部学科/研究科専攻名、学年
・電話番号
・希望日・時刻(第3希望までご記載下さい)
お申し込みは;
info@rm-london.com
「キャリア相談係」と題してお送り下さい。
事務局からの返信をもちましてご予約確定となります。
携帯メアドでお申込み場合、PCからの「参加案内メール」を受信できるよう、必ず設定お願いいたします。
「申込みの返事が来ない」「参加案内メールが来ない」という方、
メールには出来るだけ早急にお返事しておりますが、メールをお送りいただいてから、24時間以上たっても当方より返信が無い場合、スパム(迷惑メール)フォルダ等にも返事が届いていないかお確かめの上、再度メールにてお知らせ下さいませ。
よろしくお願い申し上げます。
事務局担当:佐藤
(旧告知)
通常はお申込み毎に行っています、代表・増沢による就活学生のための「個人」就活カウンセリングを、一般公開枠が取れることになりました。
エントリー、企業選び、面接、合同説明会・・・・就活に関して何でも、増沢隆太が直接お応えします。(ES添削も可能ですが、当日カウンセリング時間内での添削となります)
場所:JR新宿駅そばの会議室(お申込みの方に地図送ります)
空き状況:10時〜17時(内で一人50分)
5/2(水)午後 満席受付終了
5/3(木)午前は満席受付終了
5/4(金)
5/5(土)午後は満席受付終了
料金:¥5,000(税込。当日支払い)
(予約が取れれば2コマ連続も可能(料金は90分1万円))
今回特別に2人組ペアでの相談もお受けします。ただし当社でペア組みはできませんので、お知り合いの方2人でお申込み下さい。
申込み方法
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よろしくお願い申し上げます。
事務局担当:佐藤
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]]>過去の記事ですが、当社の個人支援サービスに、早期選考でES落ちなど、申込みが増えています。就活本格化を前に、今一度就活準備を見直してみて下さい。
会社説明会、合同説明会も開けない今年の就活ですが、一方で選考は進んでいます。
このところ個人相談でも非常に増えているのは「ES/面接に連敗する」「全然通らない」というものです。
それも旧帝クラス、早慶上理クラスの大学生、大学院生なのに、です。
こうした「高偏差値大学生・院生なのに厳しい」という人と15年付き合ってきました。
実は今年だけでなく、毎年たくさんいるのでした。
全員ではないですが割と共通する点を感じます。それは情報の取り扱いを間違えていることです。
具合悪くて医者にかかる時どこが悪いかを説明しますよね?もしその時説明が不足していれば、治りも遅いし、下手すれば悪いところに医者もたどり着けません。
説明不足=情報開示ができない人 が非常に多いといえます。
「今、どんなところに応募してますか?」と聞いても、「メーカーです」では全く情報に意味がありません。これでは就活状況はビタ一文わからないからです。医者で「具合悪くて不調です」としか言えないのと同じで、説明ができないのです。
中には説明が本当に下手で、自分からうまく言えない人はいますが、私は産業カウンセラー資格を持ち、何百何千人ものメンタルカウンセリングもやっていますから、そうした不得手な人の対応はいくらでもできます。問題なのはそういった人ではなく、普通に話せるにもかかわらず、キャリア相談の場面で無駄に情報を隠したり、開示できない人のことです。
「メーカーに応募中」しか言われなければ何のも検証できませんが、「化学メーカーで研究職志望。三井化学、富士フイルム、東レはES落ち。信越、電化は1次面接通過。OOOとロロロはES結果待ち中」と説明してもらえれば、いろいろ作戦も練ることができるでしょう。
つまりキャリア相談で漏れ出てしまう説明能力は、就活で最も重要なビジネスセンスなのです。そしてそのセンスを伝えるのがESであり面接です。
苦戦するたくさんのESでは、なかなか戦略的就活の最重要点である「Why&How」という視点で書かれていません。
結局自分の書きたいこと、いわゆるネタを並べただけで、読む人(企業)から見れば、それがどれだけすごいのか、評価すべきなのかが全く書かれていないことになります。
本書p.133 エントリーシート対策のカギ「Why&How」は特にES対策で重要です。
繰り返しますが、自分だけがわかっていても相手に通じないエピソードやネタで評価されることはありません。
〇〇をやりました
〇〇委員を務めました
〇〇というバイトをしました・・・・
こうしたネタ(What)のられつは、部外者には全く評価する基準がわからないのです。それがどれだけたいへんなのか説明することこそ応募学生に求められているコミュニケーション能力です。
それが「Why&How」であって、p.133を理解せずにどれだけESを書きまくったところで、おそらくピントは合わない内容になってしまう恐れがあるでしょう。
もう一点。
「たいへんでした」「難しい」「がんばりました」
は、スピリットの問題。たいへんだったのだろうとは思いますが、実験同様に:
元(現状)
↓
実験
↓
結果(変化)
このHow情報なしに、いくら「すごい」と自分で言っても、それが伝わることはありません。
ここになぜ上手く行ったのか(逆に上手く行かなかったのか)というWhy情報があれば、説得力が全く変わってきます。
しつこくてすみませんが、本書を理解せずに言葉じりだけまねても、仮にESが通っても面接でバレます。
「通るES」のためにもっとも重要なWhy&Howについて、今一度p.133は読み返して下さい。
今日の参照ページ
p.133 エントリーシート対策のカギ「Why&How」
JUGEMテーマ:就職活動
]]>松本人志氏騒動を拡大した「Xから発信」の危うさ 無法地帯化したXでは伝播力がデメリットにも
増沢 隆太 : 東北大学特任教授/危機管理コミュニケーション専門家 2024/01/24
https://toyokeizai.net/articles/-/729628
芸能界だけでなく社会全体に衝撃を与えた、松本人志氏に関する週刊文春報道。法廷闘争まで進んだ騒動のインパクトは巨大で、単なる芸能スキャンダルではなく報道のあり方も含めた大きな論争を呼んでいます。この件において、問題を複雑化させた要因に、松本氏の「X」(旧ツイッター)発言があると考えます。ツイッターがXとなったことで、コミュニケーションリスクがさらに拡大したと考えています。
Xから発信した危うさ
]]>1/13 電通大生協Withnavi 選考対策セミナーに参加した皆さん、たくさんの質問ありがとう!
セミナー中は時間が無く回答できなかったので、こちらでお答えします!(質問内容や表現は微妙に変えています)
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
アマゾン欠品気味です。電子書籍はこちら↓にあります。
https://www.molcom.jp/products/detail/118745/
または出版社;
ジュンク堂・丸善https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b294782.html
に聞く手もあります。さらにメルカリにも出品があるそうです。
ではいってみよう!
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Q:学部3年でこのミーティングに参加してるんですけど、就活は院進する場合いつから始めるのが良いですか?
A:就活は「相手」、採用する企業があって初めて成立します。受験勉強と決定的に違うのは、このように相手次第で準備も手続きも回答も変わるという不確定さにあります。
M進学であれば、本州活はM1秋以後だろうと思いますが、進学するにしても今就活をしてみる手もあります。少なくとも全くの初見でESを書くのと、一度本番で慣れておくのでは全く違います。
私が大学や会社で就活学生のES添削を何万件もやってきましたが、初めて書いたESをそのままOKした例は一度たりともありません。これはクオリティの問題ではなく設定理解や価値判断が学生と企業は全く違うからです。
ネットにあるそれらしい模範解答的ESはほぼ、人気企業では通用しません。それで採用された人はたまたまいることでしょうが、結果OKではなく、なぜ評価されるのか、何を求められているのかという就活本質を理解することが、何より大切だと思います。
そうした訓練として、本番以上のものはないのです。就活をしたからと言って就職する義務などありません。内定受諾書という契約書類にサインしない限り、日本では法的に何の義務もないからです。学部の勉強や院進に支障が無い範囲で、今、このタイミングで就活してみるのは一つの選択肢だと考えます。
(本書参照ページ p.67 学部・修士・博士ごとのキャリア選択留意点)
Q:ご講演ありがとうございました。自己PRがコンピテンシーの評価に利用されるためには、実績そのものより、そこに辿り着くまでにどう思考し行動したか、ということに焦点を当てるべきという理解で良いですか?
A:正にその通りです!
ESや面接を「自己申告」の成果自慢と勘違いしている人がほとんどなので、そんなレベルのES/面接と明確に差別化できるのはコンピテンシーES/面接です。
実は採用手法も日々進化しており、いまだにレベルの低いES/面接では「何をやったか」「どんな成果か」を効いている会社は正直あります。その面接を見れば会社のレベルがわかるくらいに、旧式で非科学的な面接をやっている会社は、そういうビジネススタイルであり、正に学生の皆さんが一番関心のある「社風」がそういう前近代的なものだと想像します。
ですから講演した通り、ES/面接で問われているのは何をやったかの「What」ではなく、なぜ、どうやってその結果に至ったかの「Why&How」なのです。最初は慣れないとどう書いてよいかわからないかも知れませんが、必ずビジネスの専門家であるキャリアセンター相談員の先生などプロに見てもらば、どんどん精度が上がり、ES通過率が待ってく違ってくるでしょう。
(本書参照ページ: p.133 ES対策のカギはWhy&How)
Q:逆質問についての質問です.面接に来ている段階で会社のことは十分に調べがついていることが前提であると思うのですが,どういった意図で逆質問は行われるのでしょうか?また,例年の就活生は何を聞くことが多いのでしょうか?
A:面接官を長年務めるだけでなく、面接官指導を長年やってきました。面接官の意図は、一見関係なさそうに見えてもすべて、「選考」のためと考えて良いでしょう。
逆質問の最大の効果は「ビジネスセンスがわかる」ことです。会社のホームページを見ればわかるようなことや、個人のメリット(待遇・福利厚生・配属など)だけしか聞かない行為は、すなわち自分のことしか考えていない行動特性を、面接のような公的な場でも堂々とやるという行動特性ではないでしょうか。
講演でも述べましたが、人間、本音と欲望があるのは当たり前です。しかしそれを露骨に他人にぶつけますか?という疑問への答が、そうした自分都合質問を通じて感じることができます。もちろん「質問はありません」という、最低最悪の無回答よりははるかにマシですが、そんな低レベルな逆質問を「電通大生」がしたとすれば、逆にハードルが上がった分、面接官のがっかり度も高いのではないでしょうか。(そこまでの期待のない学生に対してなら「しょーがないね」と思ってもらえるのでは)
また「私のキャリアパスはどうなりますか?」「男性も子育てしながらはたらけますか?」「どこまで自分の希望(研究テーマ、業務内容、配属先・・・)は通りますか?」のような質問も同じです。
会社は学費を払って火曜大学の逆で、給料をもらう立場である社員になる場所。成果が出ればどんな希望もかなう可能性がある一方、成果が出せない社員の希望など聞く必要がありません。成果は絶対にその会社で実際に働かない限りわかりません。
同業界からの経験者転職ですら、会社という場所や環境が違えば同じ成果など出るはずがないのです。
このような「働かなければわからない」ことの「答を教えて」という質問は、自分で考えるセンスや能力を疑われる可能性が高いと警戒します。
そこで逆質問では「答」や「情報」をもらうより、社会人の先輩と会話できる貴重な機会と捉えて、社会人としての意見や感想を聞くのが便利だと思うのです。
その会社や業務について自分なりの理解をまとめ、「・・・という理解をしているけど先輩としてどう思うか?何かアドバイスもらえますか?」はどうでしょう。
面接官は必ずしも志望する職務の専門家とは限りません。人事に至っては現場業務とは異なる専門家の可能性の方が高いかも知れません。営業の人に技術のこと、生産の人にマーケティングを聞いても、「答」は得にくいでしょう。
しかし社会人の先輩としての感想なら、誰でもどんなことにも何らかのコメントができませんか?そしてそのコメントこそ、長年会社でやってきた価値観や行動様式が読み取れる(可能性)があるのではないかと思うのです。
これがベスト回答(質問)だということではありませんが、非常に便利な逆質問の活用方法ではないかと思って、お薦めしています。
日経スタイル
コミュニケーションの原則〜「しゃべり上手」でなくていいワケ ~リケ就のコミュ力講座 増沢隆太
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO39180080Q8A221C1000000/
JUGEMテーマ:就職活動
]]>正月も過ぎましたが、就活している皆さんにとっては年末年始どころではなかったかも知れません。悠々満喫したという人も、締切間近のインターン応募準備で大忙しという人も、何もせずだらだら過ごしてしまったという人も、皆平等に「締切」は来ます。
私の講座では「締切」の重要性をいつも言っていますし、私の授業は締切を採点基準の一つにすらしており、締切を守らないだけで大減点すると宣言しています。(そもそもシステム上、締切過ぎたら課題提出できない設定になってるし・・・)
ということで、インターンや本エントリーの締切。絶対に忘れないで準備してくださいね。
年末年始は日頃時間が取れにくい、私の会社宛に個人相談・個人支援を申し込んでる皆さん相手のオンライン対応ばかりやってました。まとまって時間が取れるので、遠く、対面でお会いすることがまずできない地域からも申込をいただいて、そんな方とまとめて3時間ずっと話し合い、志望企業選びを一緒にやったり、合わせて志望動機まで一気に練り上げるという短期集中型は、むしろ効率良かったかも知れません。
平常運転に戻った今も個人支援はお受けしていますが、どうしても平日は大学や私の会社の業務のため時間融通が利きにくくご不便おかけしています。あきらめずになるべく幅広に第3希望どころか第5希望まで寄せて申し込んでくれる人もいますので、ぜひ引き続きうまく活用して下さい。
増沢隆太
※事務局からお知らせ※
代表・増沢隆太の個人支援、個人面談を受けたい方は、メールにてお申し込み、随時承っています。
http://rikei.rm-london.com/?eid=189
JUGEMテーマ:就職活動
]]>11/12 関西北陸就活フェスタでは「タイパ最強!忙しい理系学生向け就活3つのポイント」と題して講演しました。セミナーに参加して、その場で質問をくれた皆さんのために、いただいた質問にお答えします!
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
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ではいってみよう!
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Q:私のの学科ではそこまで数学を使わないような気がするのですが、そういう学科でも数学的思考力はアピールできるようにしたらいいのですか?
A:「数学的センス」とは数学の成績という意味ではなく、ものごとを数値的に理解できたり表現できる感覚を指します。何ができればセンスがある、と明確な基準はありません。実験データの目標設定や、結果計測、プログラム、分析過程・・・そうした日々の勉強や研究の場面で、数値的に理解し、表現(報告や発表)していれば、数学的センスを動員して実験研究に取り組んでいるというアピールは十分可能だと思います。
逆に最近は文系だけでなく、理系の大学院生まで、形容詞でごまかすようなESを書く人を多く見ます。
「すごくお客さんに感謝されました」
「全身全霊で打ち込み」
「参加者から好評でした」・・・・
全部あなたの感想ですよね、って言われても仕方ありません。理系は数字です。
形容詞の選択でアピールするような非効率な方法は避け、「120%」「1.3倍」「2年間」・・・・など、数字を使って表現しましょう。
(本書参照ページ:p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致)
Q:自分の強みが思いつかないのですが、
A:就活の柱は「志望動機」と「自己アピール」です。パッと思いつくかどうかではなく、就活を通じて破綻なく説明できるよう、じっくり探しましょう。一度決めても、実践の過程で変えてもかまいません。
「自分に強みは無い」と謙虚さ自体は悪くありませんが、どれだけ考えても強みを見出せなければ社会に出るのは難しくなります。会社はあなたの強みを見て、自社ビジネスにおいて成果を出せそうだと判断するかや雇う(内定)のです。
ポジティブシンキングで、得意なこと、成果が出たこと、成長したこと、人から褒められることなど、しっかり検証しましょう。
その上で、一発勝負の大成功談ではなく、今現在につながる成功に至る道筋がある程度わかったことや、得意な能力の生かす道などを、強みとして、さらに志望先企業のビジネスモデルと合致するような説明が考えられればきわめて戦略的な「強味分析」となるでしょう。
(本書参照ページ:p.76 自称「四流大学」学部出身の修士学生が逆転)
Q:志望動機を説得できるバイトやサークルの経験がありません。どうすればいいですか?
A:志望動機はテストではありません。正しい志望動機などないのです。どこまで強く志望しているかを説得する場だと思って下さい。
バイトやサークルの成果はあくまで学生のアルバイトでの成果。これから応募するのはプロの世界。課外活動でどんな成果を出せたからと言って、それが証拠になる訳ではないのです。
理系学生の武器である、勉強や研究ではどうでしょう。ある課題を解決したり、謎を検証。物性を測定したり・・・日々の活動は、自分だけでなく所属する大学のブランドもサポートします。
これは偏差値序列の意味ではなく、大学が何より重視する研究力が後押ししてくれるのです。
もちろんただ単に研究室やゼミに所属しているかどうかで判断しているのではありませんから、実験に没頭するほどの勉強ぶりや、苦心して設定する研究環境の整備、研究対象の検体、観察環境実現・・・さまざまな活動は、「目標を立てて成果に至る」プロセスになります。さらに大学の研究力という担保が加わることで、文系学生はもちろん大学生ではなくともできるバイトやサークルなどのネタより説得力は上がるでしょう。
(本書参照ページ:p.49 研究という武器)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>Yahoo!ニュース
「美大に進学すると就職できない」過去から一転、“美大人気”が急上昇 企業が欲しがるワケとは
https://news.yahoo.co.jp/articles/49595c1048dbf9135e569f1e849466dc7e565baf
増沢隆太※ コメント
美大生のキャリア教育を何年も担当してきました。美大=デザインという枠を外し、スタンフォードのデザイン思考に代表される、広い意味でのクリエイティビティや発想力、表現力は一般企業でも十分活用できるはずです。
美大生側も、狭いアート関連の進路だけにこだわらず、一般企業の一般職含め得て幅広い視野と理解が進めば、確実に進路はあります。イラレやフォトショップも駆使して表現できる美大生は、オフィスワークでもコンピテンシーを持っています。 残念ながら一般社会と美大をつなぐ接点がまだまだ脆弱で、このような美大生の優位点の認知はまだ企業側に広くは伝わっていません。
美大生の優位性は表現力や発想力にとどまらず、確実に手を動かせる行動力もあります。実技のない美大などありません。適さない業界業務を探す方が難しいほど、高い適性を感じます。
※ 秋田公立美大にて、2016年から19年、1年生から3年生までのキャリアデザイン科目を担当。
美大生キャリアデザインの意義、社会が求める人材、美大生の様々な働き方など多数の講義と、個人キャリア面談を実施。
JUGEMテーマ:就職活動
]]>冒頭で私が行った講座に質問をいただきましたので回答します。特に今回私が強調した、ES/面接での表現について、よくぞ聞いてくれました。「通るES」「受かる面接」実現のため、ぜひがんばって下さい。
尚、電通大では1/13(土)13時から「就活で必要な「プレゼン力」〜理系の自己PR〜」という講座をやりますので、ぜひまた参加して下さい。
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
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Q:ガクチカネタが高校時代の文化祭実行委員でも良いですか?
A:ガクチカに限らずESで取り扱うネタについては「長い」か「近い」かを考慮すべきでしょう。
長いとは、「小学生から高校生まで12年」とかのレベル。近いは当然「今」のこと。高校文化祭とは恐らく高2ではありませんか?
学部生のネタとしてギリギリ限界でOKとは思いますが、それを読んだ応募先企業の人は「電通大に入って3年、何も無いの?」と思わないでしょうか。
やはり高校時代の話よりは、せっかく電通大生であるなら「電通大ブランド」を使わないのでもったいなさ過ぎるでしょう。
講座で「企業の視点」を力説したと思います。それがこれです。自分が言いたいことを書いたり、言うのがES/面接対策では無く、企業の人が何を評価するか、企業目線でネタも選びましょう。
〇〇大会優勝とか、バイトですさまじい実績・・・・みたいなことを書くのがガクチカではありません。電通大生なら、普通の学生生活、できれば研究や実験、実習など勉強関係で工夫したり、失敗したり、苦労したことを書くだけで、かなりの関心や興味を持ってもらえるはずです、もちろんあなたに対してです。ネタに関してではありません。
(本書参照ページ: p.49 研究という武器)
Q:形容詞的なESになってしまうのは文字数制限があるからだと思い
A:文字数を意識した表現はとても重要です。一方で、ES/面接も面接も聞きたいのは「答」ではないのです。「成功した」「優勝した」「評価された」という情報を伝えることが目的ではありません。
ではどうやって伝えるのでしょう?
「昨対120%の成果」「全学500名中〇〇」「2年半」「1日2時間を2年間」・・・・
読んだ人が「成功した」「優勝した」「評価された」と感じる情報を提示することが目的です。形容詞に頼らず、数字で表現することは理系センスであり、ビジネスにおいて絶対的評価につながります。
どれだけ「一生懸命」「全身全霊」「たくさんの評価」「喜ばれた」「感謝された」と書いたところで、それってあなたの感想ですよねとなってしまいます。数字で表現し、評価者(選考者)がそう思えるための材料提供、そのための数字なのです。
もちろん200字以下など、極端に短い文字数指定などあれば表現も極端に制限されます。しかし300字以上、400字あればそれなりの表現は可能なので、形容詞に頼らず表現することは出来るはず。これは添削指導を受ければよくわかることなので、ぜひキャリアセンターなどプロから表現を学んで下さい。
見てもらうのは学生では絶対にだめで、必ず採用の意思決定に関わったようなプロから添削を受けて下さい。
(日本経済新聞掲載 理系学生、迷ったら数字・データで判断を 6月1日の迎え方(就活リポート2019)
http://rikei.rm-london.com/?eid=412#comments
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10/18 東京工業大学生協Withnavi 選考対策セミナーに参加した皆さん、たくさんの質問ありがとう!
セミナー中は時間が無く回答できなかったので、こちらでお答えします!
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Q:自己PRで、学業のことまたは専門性のことを書きたいのですが、論文の採択や難関資格を取得があるわけではありません。うまく表現をする方法があれば教えていただきたいです。
A:就活のESや面接で問われているのは、世間で言われるような「サークル優勝」「バイトでお客様とのコミュニケーション」「学会賞受賞」といった華々しい成果では全くありません。そういったことが就活で大事だという人がいたら、その人は人事や採用のメカニズムがわからない素人だと思って良いでしょう。
ですから論文採択も難関資格も不要です。それより大事なものは「東工大ブランド」です。
つまり東工大生にバイトやらサークルやら資格を期待する企業人などいないということです。そんなものは東工大生でなくとも取れるものであり、私大文系の中にはプロ顔負けのスポーツだけをやっている学生や、アルバイトで正社員並みに働いている人だっているでしょう。
しかしそんな学生は東工大生のライバルではないのです。難関資格の前に、東工大に入ることの方がもっと難関です。
研究への高度な評価など、東工大ブランドを活用するのが東工大生の戦略。これ以外の手法は東工大生がわざわざ遠回りになって、する悪手だといえるでしょう。
日々の学習や研究をちゃんと説明できるようにして下さい。「単に成績が良い」かどうかを見ているのではなく、なぜその課題に取り組んでいるのか、なぜそこに問題意識を持ったのか、何が(実験の遂行で)困難なのか、どうしたらその困難は解決できそうか・・・・
主体的に学習や実験、研究に取り組んでいる姿勢を説明できれば十分です。結果は一切要りません。「Whatではなく、Why&How」が問われているのです。
もし結果を聞かれたら?
「今、まだM1の10月なので結果は12月〜2月にわかります」でOK。
ただし「私の予想では・・・・」など加えたらさらにGoodでしょう。
(本書参照ページ: p.133「ES対策のカギはWhy&How」)
Q:こんにちは。「自分が成果をだせる」は「成果を効率に出せる(仕事の内容)」「企業に居続けられる(労働環境)」を包含しているように感じています。一般にどちらを優先して探していくことが良いでしょうか。
どちらも重要であることは分かっていますが、一度精神的に崩れて休学をしたため不安に感じており、質問させていただきました。
A: 仕事というのは瞬間的なものではなく、ある意味一生続くものです。
どれだけ有名な会社、大企業であっても、働き続けられなければ「成果」とは呼べません。「成果の再現性」といいますが、またの名を「コンピテンシー」ともいいます。ビジネスパーソンならどちらの単語もわかります。それくらいに継続的な成果が重要なのです。
「仕事内容が良い」かどうかは自分しか決められません。人気企業の人気職種、例えばメガファーマの創薬研究職のような、誰もが憧れる色に就いたとしても、ストレスやプレッシャーで継続できなければ、退職するしか道は無い可能性もあります。ご自身の健康に自信が無い場合、けっして無理せず、まずは継続できそう、けいぞくして成果を出せそうな場所(=会社)を探して、そこで実績を上げ、さらには体力の復調などでより大きな仕事が出来るようになってから転職するという選択肢もあり得るのではないでしょうか。
「新卒で一生が決まる」などというデマは、一度も働いたことが無いか、あるいは人事評価を行ったことの無い人間が吹聴しているだけです。東工大生であれば、一旦は本意では無い就職をしたとしても、3年そこで経歴を積めば、まず転職のチャンスは来ることでしょう。無理して人気企業に入ったものの、半年で退職したとすれば、単に経歴の最初(履歴書の一番上に書かれる)社歴に汚点が一生残るだけです。
(p.17 コンピテンシー)
Q:行動力を意識して生活していく大切さを感じました。ありがたいお話ありがとうございました。
A:東工大生がこうしてコメント、質問できるなら、他大生はまず太刀打ちできません。「いつか本気出す」と思ってそのままで過ごす学生がほとんどなので、行動できる東工大生は、他大から見れば(東北大含む)本当に脅威でしょうね。
何度かコメント書けたあなたはもう、次からいくらでも行動できるはずです。今の段階でそのような行動特性が体得できたなら、まず就活はうまく進むことでしょう。成功を祈ります!
(p.130 OBOG訪問とリクルーター)
Q:途中退室になってしまい申し訳ございませんが、新しい視点を知ることができました。また本日途中でも続きを見られたら見ようと思います。ありがとうございました。
A:今回のセミナー内容は東工大大学院キャリア科目時代に書いた拙著「理系のためのキャリアデザイン」でも解説しています。
ほぼアマゾンで入手困難状態のようですが、大岡山図書館にもすずかけ図書館にもあるみたいです。またはメルカリなどでも売っているそうなので、関心あるなら読んでみて下さい。
(電子書籍 https://www.molcom.jp/products/detail/118745/)
Q:応募してみたい企業さんを一番最初に決めるという視点を初めて知りました。ありがとうございました。
A:あくまで暫定的ですが、企業の見方、見る目を養うには実践が一番。東北大では企業研究講座をやっていますが、この方法で毎年実績が上がっています。
何より汎用型の、どこにでも使えるガクチカや自己アピールに価値はありません。テンプレのES、コピペESは、プロの人事なら一発で見抜けます。しかし具体的な会社を想定して、そのビジネスモデルに沿ったESが書ければ、確実にオリジナリティが発揮でき、何より通過率が断然違ってくるでしょう。
ES書き方、表現方法も書けば書くほど磨かれます。
ただし!必ずES/面接はプロに見てもらって下さい。
ビジネスを理解し、可能なら「採用者」視点を持った人から見てもらうことが欠かせません。単に内定をたくさん取っただけの先輩は1秒もプロとして働いたことはありません。
会社員になって数年しか無い人は、普通は採用の意思決定には関わることができません。経営者の目でアドバイスしてくれるキャリアアドバイザーなら安心です。
CM:当社(株式会社RMロンドンパートナーズ)は全国どの大学・大学院生でも受けられるオンラインキャリア支援・相談サービスを提供しています。詳しくはこちら
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]]>10/7 東京理科大生協Withnavi 選考対策セミナーに参加した皆さんのために、セミナーで回答できなかった質問にお答えします!
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
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に聞く手もあります。さらにメルカリにも出品があるそうです。
ではいってみよう!
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Q:専門を生かせとのことでしたが、基礎系なので生かしようがありません。やはりバイトやサークルしかネタがなさそうです。
A:専門が生かせるかどうか、どうやって判断しますか?自分だけで判断は危険です。なぜなら学生はビジネスの素人だから。
素人が勝手に可能性を否定するのは損なだけ。ぜひビジネスのプロの意見を聞いて下さい。身近にプロがいますよね?
皆さんの身近にいるビジネスのプロとは、まず今回の説明会なら説明企業の方。全員がプロです。理科大のOBOGである必要など一切なく(OBOGでもかまわないが)重要なのは、ビジネスの視点で皆さんの専門性や強み、能力を評価できることです。
これは絶対にプロしかできません。
内定をたくさん取っただけの先輩はただの素人です。プロでは絶対にありません。
こうした説明会は実はビジネスのプロと接するチャンスなのです。ぜひ活用して下さい。
どうしても説明の際に質問や意見を言えなかった場合、大学のキャリアセンターの相談員の先生がいます。私・増沢は東北大のキャリアセンターの相談員と大学院生命科学研究科の相談員を兼務しており、私の会社に相談に来る学生からも適性判断や企業選びの相談をたくさんいただいています。
(本書参照ページ: p.130 OBOG訪問とリクルーター)
Q:ガクチカについての質問です。はじめに学業(
A:理科大生のガクチカで学業がだめというのは考えられないのですが、内容についてのダメ出しなのではありませんか?
ただ講義を受けたとか単位を取ったといわれても、学生は普通皆そうなので、授業を履修しただけだとすればアピールにはなりません。
もちろん本格的研究はM1でも始まっていない人はいくらでもいます。研究をしたかどうかではなく、どんな問題意識をもっているのか、その学科/専攻で入って解明したい課題は何か、何を調べ、検証し、見出したいのか・・・
そのための準備や資料集め、そもそも資料を読み込むための基礎知識の勉強や単位取得だとすれば、ただの履修報告ではなく、その先にある問題意識に沿った学生生活を送っている、正に学生時代に力を入れて取り組んでいることそのものではないでしょうか?
理科大生のことを理解しているキャリアアドバイザーなら、こんな主旨を書いて否定する人は絶対にいないはずです。
私の会社がかつて飯田橋にあった頃、わざわざお金を払って私の会社に相談に来た理科大生はたくさんいました。(さすがに金町ではなく神楽坂からばかりだったけど)
その時は、サークルネタやバイトネタをむりやり引っ張った中身のないESより、基礎研究(神楽坂なので基礎系が多かった)やそのための勉強が企業で活躍する大きなアピールにできました。自分一人でアピールが考えられない時は、ぜひプロの力も借りて、具体化しましょう。
(本書参照ページ: p.49 研究という武器)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>東洋経済掲載「井ノ原氏に拍手も、ジャニーズを救った暴走質問」〜藤島氏不在のマイナスを薄めた大荒れ会見
増沢 隆太 : 東北大学特任教授/危機管理コミュニケーション専門家
https://toyokeizai.net/articles/-/705922
疑念や批判に対してほぼゼロ回答だった前回9月7日のジャニーズ事務所の会見。はたして昨日10月2日の会見はどう受け止めればよいのか。会見を時系列に検証し、ジャニーズ事務所の最大の目的であるBCP(事業継続計画)の行く末を検証してみたい。
https://toyokeizai.net/articles/-/705922
JUGEMテーマ:就職活動
]]>すごく古い日経に掲載された記事が偶然見つかりました。
2019年モノ。ワインならビンテージ。
しかし読んでみたら、全然今でもイケると思ったので、共有します。
ぜひご一読下さい。
理系学生、迷ったら数字・データで判断を6月1日の迎え方(就活リポート2019)
増沢隆太
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39175120Q8A221C1000000/
学生優位と呼ばれる中で進んでいる19卒就活。特に理系学生は空前の売り手市場となっています。とはいえ実際は人それぞれで対応は違います。キャリアの問題は常に個人が基本だからです。数字やデータを読み解く能力に長けた理系学生には、この「人それぞれ」であることを強く認識して臨んでほしいと思います。どういう意味でしょうか?
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39175120Q8A221C1000000/
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]]>東洋経済掲載「ジャニーズ会見は「井ノ原次期社長」への布石か?」〜あえてゼロ回答で刷新後に新体制発足も
増沢 隆太 : 東北大学特任教授/危機管理コミュニケーション専門家
https://toyokeizai.net/articles/-/701031
例を見ない4時間超となる記者会見を実施したジャニーズ事務所。昭和の時代から芸能界において「帝国」とも呼ばれる絶大な影響力と、批判をいっさい許さない絶対的存在感を維持してきた同社。かねて噂されていた、創業者であり、自ら帝国を築いた故・ジャニー喜多川氏の性加害問題は、それまで事実認定さえ公式にはしていなかった同社代表取締役の藤島ジュリー景子社長自らが認めるところから始まった。しかしこの日の会見という舞台は、ジャニーズ帝国サーガの前編にすぎないのではないだろうか。
会見のゴール・・・
https://toyokeizai.net/articles/-/701031
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人事採用担当が呆れる…ZOZO創業者・前澤友作氏「面接室に入った瞬間に落とすヤツわかる」は100%時代遅れ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2b9602f379e9712f0a8b6a86a722e657bdcadc0
8/18の上記ニュースに対し、増沢がコメントしています。新卒採用に関する話題のため、ご興味ある方はぜひご覧下さい。
増沢隆太コメント
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insightnow!掲載コラム「大エッフェル松川議員とダメ面接回答 〜それってあなたの感想ですよね?」増沢隆太
https://www.insightnow.jp/article/11815
自民党松川議員がフランス研修中に撮影したエッフェル塔前の記念撮影。相次ぐ増税やハイパーな物価などで苦しむ庶民から見れば、外務省など関係官僚の手厚いケア付で夏休みの高額料金シーズンに、恐らくファーストクラスで超高級ホテルという大名旅行に厳しい批判が集まりました。この事件、就活でESや面接回答に悩む学生の皆さんへの教訓になるのではないでしょうか。
・松川議員のミスと位置エネルギー
・就活で「自分の強みはコミュニケーション力」と言ってしまう学生
・「有意義な外遊」「成果はある」と説明するコミュニケーション力
https://www.insightnow.jp/article/11815
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]]>ブラック企業問題に関心ある学生の方にもオススメ!
東洋経済掲載「ビッグモーター「しくじり会見」に見る最大の弱点」強権組織は「負け戦」の正しい戦い方を知らない
増沢 隆太 : 東北大学特任教授/危機管理コミュニケーション専門家
https://toyokeizai.net/articles/-/689863
強烈なリーダーシップで同社を大手企業に育て上げた創業者の兼重氏と経営陣の会見から見えた、「強力すぎるリーダー組織の弱点」を考えます。
・問題だらけの「ずっこけオープニング」
https://toyokeizai.net/articles/-/689863
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回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
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に聞く手もあります。
では行ってみよう!
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Q:研究を分かるようにきちんと説明できるようにすることが、就活に大きくつながると知り、実践しようと思いました。
Q:自分の研究と全く関連がない企業にいきたい場合の研究に対するモチベーションの上げ方を教えていただきたいです。
A:理系全般にいえることですが、特に院生の場合、必ず研究説明は求められますので、その際他分野、専門外、私のような科学知識ゼロのど素人にもわかりやすく説明出来たら、きわめて高いコミュニケーション能力だと評価されるでしょう。
カギは専門用語を使わずにどこまで言えるかです。絶対にその単語を使わなければ間違って伝わる、その単語抜きには表現できない・・・くらいに一つ一つの単語に向き合い、その必要可否を検証しましょう。恐らくほとんどの単語は言い換えが可能だろうと思います。
「ウイルス」は誰でもわかりますが「ウイルスベクター」って何?というところでつまずく人が(私含む)いそうなので、その単語を使わず、「ウイルスを運ぶためのウイルス・・」的な(← これで良いかどうか保証しません)ことでも理解をしてもらえれば問題ないことになります。
自分の専門外の業務を狙う場合であっても、「名工大でしっかり研究・勉強をしている」以上のアピールなどありません。サークルやバイトは誰でも、どの大学の学生でもできること。しかし「名工大」というブランドの付いた研究は、限りなくそのクオリティが担保されたものになります。
専門外の就職であっても、しっかり研究して損することがないどころか、しっかり研究しなければアピールできることが無いのです。
(本書参照ページ: p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致)
Q:増沢先生にとって自分の軸を知るためのおすすめの行動などありますか?
A:就活の「軸」という言葉ができて、おそらくまだ10年も経っていません。ゆえに採用の決定を行う経営陣が40代以上の場合、そもそも「軸」という言葉を知らない人もいます。実は軸の価値はその程度のものであり、自己分析同様に、あくまで自分の就活を行う上でのツールととらえた方が良いと思います。
理系学生の場合、シンプルに自分の専門分野の延長上キャリアか、それ以外かという2択があります。
専門分野でビジネス直結となる、機電情建など以外、基礎研究などビジネスにつながらない専門も多々あります。まずは自分の専門分野とビジネスがつながるのかどうか、じっくり検証したり、特に会社員をやっている人と話してみてはいかがでしょうか。
大事なのはビジネス知識のない学生や、あまり会社員経験の乏しい若手社員である先輩ではなく、最低でも10年以上社会人経験がある人などと話せたら、おそらくたくさん得るものがあると思います。
身近にいない???
いくらでもいますよ。今日、この後の企業説明で話をしている方はどうですか?
こうした企業説明会に出るだけで、勝手に先方からそうした経験値をお持ちの方が来てくれます。この機会にこうやってチャットや音声で質疑応答などして、自分の専門とその企業のビジネスのつながりなど、片っ端から聞いてみたらどうでしょう。
ネットに答えは転がっていませんが、このような自ら行動を取った人には、ネットでは絶対に得られない情報や判断材料と接することができると思います。
(本書参照ページ: p.130 OBOG訪問とリクルーター)
Q:講義ありがとうございます。一つインターンに関して、お聞きしたいことがあります。 今自分は行きたい企業や分野が定まっておらず、インターンに申し込む企業選びに困っております。企業を選ぶ際、有名企業を調べがちになってしまっているんですが、重視する点など教えていただきたいです。 よろしくお願いします
Q:なんとなくインターン行った方が良さそうだなとしか思えていなかったので、色々気づかされました。ありがとうございます。
A:「行きたい企業が具体的に決まっていない」のであれば、スケジュールや要件で実現可能な会社であれば、どんな会社でも、どんな職務でも(営業やシステムなど、自分の専門分野と関係無さそうでも)まず申し込んでみてはどうでしょう。
そのような無鉄砲な方法であっても、確実に「現役社会人」と交流ができます。これによって、その「知らない会社」がなぜビジネスをできているのか、そもそもどうやって儲けているのか、お客は誰か、なぜその会社の製品・サービスを買ってくれるのか・・・・という、会社の仕組、ビジネスの仕組を理解できるでしょう。
またそれが理解できるよう、インターンシップに取り組むのです。
これができれば、1社では不十分なら2社3社と、経験を増やすことで、「何もしない人」と圧倒的なビジネス理解に差が出ます。その理解をもって、あらためて会社を探してみてはどうでしょう。マイナビなどで検索する際も、何も知らないで有名企業だけをピックアップしている人ばかりなので、そういった人と断然と差ができているはずです。
特にバイオ系学生の中には食品・薬品・化粧品など、あらゆる業界で最も過酷な競争率の高い超絶人気企業「ばかり」を狙う人がおり、毎年常に苦戦します。東北大生命科学研究科の指導では、絶対にこれら「だけ」しか応募しないような不利な就活は避けることを勧めています。
(本書参照ページ: p.93 Place バイオと名乗らないバイオ事業 p.101 企業の種類)
Q:インターンシップで良い評価を受けると先に繋がる、という話をされてましたが、その良い評価を得たとされる具体例をより詳しく知りたいです。
A:良い例はその会社、その業務によっても違うので、挙げるのが難しいのですが、逆にインターンシップでのやらかし例はあります。
例えば「指示がなければ自分から何もできなかった」「質問など全く自らコミュニケーションを取らなかった」「リーダーやらプレゼンターなど陽の当たる役割/常に目立たない・いるのかいないのかわからない存在感の無い役割しかしなかった」など実例があります。
今回こうしてチャットで質問を寄せてくれたような「自ら動く」ことを示せるなら、おそらく企業の方からその行動力、実行力は評価されると思います。ESで「自分の強みは行動力」と書いておきながら、実際何もできないESと、行動で示せる説得力では比較になりません。ぜひ実行して実証して下さい。
(本書参照ページ: p.23 「無い内定」の実情 p.40 コミュニケーション能力)
Q:インターンシップの期間について、1dayのインターンシップよりも2week以上のインターンシップのほうが企業の力が入っていて就活につながりやすい気がするのですが、できるだけ長期のインターンシップに行くほうが良いと思いますか。
A:インターンシップは参加することに意義がある、というより、「目的設定がすべて」だと考えます。インターンの結果得たい成果は何なのか、どんなことを成し遂げたいのか、「採用につながる」と宣言するインターンは相当限られているので、実際にはインターンに行かずに就活して内定を得られる人の方が数は多いくらいでしょう。
いずれにしても長ければbそれだけ有利なのかどうかではなく、中身と行動実績次第だと思います。期間が長くなることでより成果が出せるならアリだし、逆にボロが出てしまい評価が下がるなら意味が無いことになります。
また採用側の視点からすれば、名工大生という科学のトップの一群にいる学生は、「根性」や「誠意」などではなく、センスと科学的行動こそ評価=採用につながると思います。
(本書参照ページ: p.49 研究という武器)
Q:漠然と考えたインターンシップに対して,何を目的として参加をしていけばよいかを理解することができました。1つ質問なのですが,わたしは現在インターンシップに何社か応募しようと考えています。一部インターンシップで日程が被っているのですが,もし被ってしまったら,どちらかをキャンセルする前提で申し込んでも良いのでしょうか?
A:インターン実施する側からすれば、キャンセルはありがたいものでは無いのが正直な気持ちです。ただ、「他社とのスケジュールかぶり」のようなストレートすぎる理由をぶつけるのではなく、「調整したのですがどうしても研究室の都合で参加ができない」というような、せっかく受け入れて下さった企業に失礼のない、ていねいな礼節を持った対応があれば、しかたないと思ってくれるのではないでしょうか。
(本書参照ページ: p.141 マナー)
Q:面接などで自分の研究内容を伝える際に、口頭よりも資料を作成して持参した方が良いと思われますか?
A:具体的なES対策や面接準備はまだ早いですが、基本的に就活は「その会社」がルールです。「研究説明を5分間で、PPT3枚までで」というような設定であれば、絶対にその指定を守らなければなりません。
逆に「説明方法は自由です」であれば、何をしても良いでしょう。
一般論ではなく、応募先である「その会社」がすべて判断しますので、不明な場合は直接聞いてみてはどうでしょう。
(本書参照ページ:p.120 エントリーシート)
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17日の「阪大生のためのインターンシップセミナー」、参加してくれてありがとう!
その場ではたくさんの質問を寄せてもらいました。当日お答えできなかった質問に回答をしました。
回答の最後に「参照ページ」をつけました。詳しい解説を知りたい人は、ほとんど入手困難になってしまったのですが、キャリアデザインの教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」が手に入れば、参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただけると理解が深まります。
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Q:国家公務員志望です。説明会やインターンなどの時に公務員との比較になるような質問をしても大丈夫ですか?
A:「比較の質問」が何なのかにもよりますが、基本的にはインターンシップなので何でもありと思います。
ただわざわざ「他社(公務員)志望だが」と断るのは無礼なので、単に聞きたいことに絞って聞いてはどうでしょう。
「お宅の会社は大手のすべり止めなんだけど、ついででに話を聞きに来ました」のような失礼な発言は絶対だめです。
(本書参照ページ: p.55 公務員 p.104 ポートフォリオ)
Q:現段階では業界を絞るなとよく言われますが、大体どのくらいの数の業界を見ておいたらよいでしょうか。
A:「ソフトバンクグループ株式会社」とは何の会社でしょうか?
富士フィルム売上の1/3をヘルスケア事業分野が占めていることは知っていますか?
「業界」という考え方は、私が学生だった40年以上前からありました。「業界」というくくりではとらえにくい今の経済環境を考えると、私は個別企業を自分の視点で選べばあえて業界研究は不要と思います。一方で業界で切り分けることで業務や企業分析しやすい場合もあるかも知れませんので、必要を感じるのであればどんどんやるべきでしょう。
業界研究という40年以上前からある手法より、業界というくくりでは捉え切れなくなっている今、まずはその企業のビジネスモデルを理解し、その商売の仕組みにおいて自分の役割を探す、自分が貢献できそうな可能性を見つけることの方が優先ではないかと思います。
業界がどこであれ、ビジネスモデルと自身の能力や可能性が近ければ、有力な志望先候補になり得るでしょう。さらに企業研究を続けてその選択精度を上げていくなど、具体的な志望先企業を見つけることが何より重要だと思います。
(本書参照ページ: p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致)
Q:私の所属しているところはゼミがなく、研究といえるものをもっていません卒論のために調べていることを・・・
A:大学でどんな勉強をしているのか、「教育学」とか「一般教育」とか「広域科目」というようなジャンル名ではなく、「あなたが専門に学んでいること」を一言で伝えられれば、説得力があるでしょう。
私の場合は留学したロンドン大学で「(大英)帝国史として、20世紀の冷戦構造と帝国解体の関係性をテーマに研究し、戦争戦略の分析を行った」と説明しました。「何をやっているのか」と、同時に人文科学のような実用性の無い専門では必ず汎用的アピール(戦争・戦略分析)を入れるようにしています。
何を研究したかで採否を判断することは限り無く少ないのがビジネスです。むしろ大阪大学という機関であることはその質担保ができているのですから、どんな問題意識をもってその勉強をしたのか、その成果は?自らの見通しや研究の応用、転用、研究における問題・課題解決能力によっての「汎用性」などがアピールできれば、理系基礎系、人文系など、ビジネスから遠そうに見えても十二分に企業に魅力を伝えられるでしょう。
(本書参照ページ: p.99 バイオ選考だがIT企業に p.107 文系就職で成功するには)
Q:インターンシップの他に、よく知らない業界・企業を調べる良い取っかかりは何かありますか?
A:本日参加した説明会が正にその場です。ここに来ていて知らない企業はすべて、阪大生にとって可能性のある企業ですから、最終的に入社するかどうかなど置いておいて、まずはビジネスモデルを調べてみてはいかがでしょう。
その検証の結果、自分とは関係無い、自分の専門や強みとつながる可能性がある、などわかったら、大きな収穫となります。検証もせず、知名度だけで会社を選り好んでしまうのが最大の損失です。
(本書参照ページ: p.128 セミナー・説明会)
Q:学部の研究内容と企業に関連性があまりない場合、成績の良さをどうアピールすればよいですか?
A:その会社の事業と「本当に関係無い」といえるのはけっこうたいへんだと思います。
しっかりビジネスモデルを検証した上で本当に関係がないのであれば、汎用能力で勝負というかなり不利な戦いになってしまいます。
まずすべきは、何となくのイメージで企業をとらえるのではなく、自分の将来を賭けてしっかり企業研究、特にビジネスモデルの検証をすることです。例えば一見全然関係がなさそうな基礎研究と、その会社が抱える課題解決に意外な共通点があるなどが見えてきます。「なんとなく関係なさそうに感じる」程度であきらめず、しっかり製品・サービス・営業内容を検証しましょう。
「成績が良いから採用」ではなく、なぜ良い成績を上げられるのかその秘訣や構造、理解力などの証拠として、「こうして効率的な単位取得と成績を上げられた」とアピールしてはどうでしょうか。
(本書参照ページ: p.6 戦略思考で見る「有名大学・一流大学」 p.49 研究という武器)
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]]>謝罪のプロとしてもおなじみ増沢隆太東北大学特任教授がお送りする特別キャリアセミナー「内定受諾/内定辞退講座」
ヤバすぎてライブ1回のみ。(録画ありません)
内定選びで困った東北大生、ぜひ参加を!
https://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/event/lif2305/
申込みは生命科学研究科キャリア支援室
https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/oncampus/career/seminar_e2.html
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]]>5/10は生協Withnavi「東工大生のためのインターンシップセミナー」でした。
参加してくれた東工大生のみんな、ありがとう!
その場ではたくさんの質問を寄せてもらいました。当日お答えできなかった質問に回答をしました。
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。ほとんど入手困難になってしまった東工大生向けキャリアデザインの教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」が手に入れば、参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただけると理解が深まります。
電子書籍はあります。
https://www.molcom.jp/products/detail/118745/
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Q:本日はありがとうございます!いわゆる「ガクチカ」のような、他人に誇れる経験がほとんどないので、自己PRを書くのに困っています。
A:ガクチカは「他人に誇る」必要など一切ありません。他人と比較するには客観的判断情報が必要ですが、そんなことをいちいち書けるESはありません。普通は数百字、長くて400字で表現するには、自分の視点や発想、変化率が伝えられれば十分です。
東工大生であれば、「就活ノウハウ」的な本やサイトにある情報は無視して、勉強を軸にするのはどうでしょう。修士ならもちろん研究、学部生でも専門的に学んでいることや興味ある分野について、どんなことを勉強しているか、普通の大学ではなく東工大であるというブランドを加味すれば、立派なガクチカになります。
(本書参照ページ: p.49 研究という武器)
Q:オファー型の求人が流行っているようですが、大手製薬での実態をお聞かせ願いたいです。
A:実際にどこまで活用されているかなど情報が公開されていないので、実態を語ることは出来ないのですが、オファー型求人最大の弱点は「手間」です。
企業は一人の学生を相手にしている訳ではないので、学生情報を細かく読んで自社との相性などすべてを読み解くのは現実的に不可能でしょう。メガファーマなど大手製薬会社なら、希望者はいくらでもいるので、オファーのような手間をかけるより、普通に応募を審査する方が無駄なコストも時間もセーブできるのではないかと思います。
オファー型は登場し始めた5年前くらいは利用者が少ないゆえに差別化できたのですが、今は広がったことで逆にメリットがなくなり、何より手間がかかることと成果のバランスで、曲がり角にきているという話は、まずネット記事などでは見かけませんが、人事の情報交換では非常に良く出る話題です。
(本書参照ページ: p.125 選考中、企業では何が起こっているか)
Q:インターンは一つの会社でも営業や研究などで分野が分かれていることが多いのでしょうか?
A:なぜでしょうか?私がコメントするより、直接志望先企業と、なぜ分かれるのか?なぜ分けないのかなど、理由や背景を聞いてみれば、きわめて中身のあるコミュニケーションになると思います。ぜひ実践で確かめてみて下さい。
工場で作業員として働く人も、東工大大学院を出て研究開発職に就く人も、会社にはさまざまな人がいます。
そんなバラバラ、どちらかといえば人数からすれば少数派のはずの東工大生にとって、「社員の定着率は?」のような、年齢・学歴、偏差値、職種。職場条件など一緒くたにした「平均値」にはほとんど意味はないと思います。
職種による成果の違い=期待の違い=インターンシップ内容の違い?同じ??など聞いてみるのは、ずっとレベルの高いコミュニケーションになると思います。
(本書参照ページ: p.71 理系と営業)
Q:新卒の就活エージェントは東工大生にとって有利にはたらきますでしょうか。
A:エージェントビジネスは有料職業紹介認可を受けた人材紹介業者だけが実施できます。わざわざ紹介料を払わないと、東工大生が採用できないような企業が多額のフィーを支払います。
「有利」の意味が何かによりますが、当然エージェントのお眼鏡にかなう東工大生は大プッシュしてくれるし、企業側もフィーを払っている以上、採用意欲は高いでしょう。
会社の知名度などにはこだわらない人にとって、有効な選択肢であることは間違いないでしょう。しかしエージェントビジネスの仕組みをわからずに利用するのは危険なので、しっかりシステムを理解してから登録すべきと思います。
(本書参照ページ: p.144 就活塾、新卒人材紹介)
Q:自分がどんな業界に興味があるかまだわからないのですが、色々なところに出してインターンで業界研究していくべきでしょうか?
A:企業知識がない人にとって、現役社会人と接するチャンスはきわめて有効な機会となると思います。
逆に「まだわからない」からこそ、勝手に「営業は文系」「東工大院を出たなら研究職」のような勝手な決め付けをせず、あえて全く考えたこともなかった会社や職種でインターンシップをやってみてはどうでしょう。
確実にネタ作りにもなるし、就活本番での行動力」「実戦的調査能力」ネタになりませんか?
ぜひ自分で可能性を縛らず、チャレンジしてみて下さい。
(本書参照ページ: p.133「ES対策のカギはWhy&How」)
Q:本日はお話ありがとうございました。コンサルタント業に興味があるのですが、就活塾のようなものに入らなければ有名企業内定は難しいのでしょうか?もし他にコンサル就活の対策法などあれば教えていただきたいです。
A:予備校講師に一流企業でしっかりキャリアを積んだ転職者がいないのと同様に、しっかりしたコンサルタントキャリアを持っている人が就活塾などにいるとは思えません。出身大学の偏差値が高いだけでコンサル業界に入ることができたとしても、数年で辞めてしまった人では、おそらくコンサルティングの根本的な構造理解や、特にどうやって収益を極大化させるかなど、経営判断経験はほぼ無いと想像します。
東工大生なら、あせって何の専門性もなしに新卒でコンサルに入らずとも、まずは大手メーカーで製造など自分のキャリアの柱を築いた上で、30才くらいでコンサル業界に転職というのが王道だと思うのですが。
Up or Outの世界で、パートナーやプリンシパルになる人を見ていると、優秀な大学を出て即、コンサルのような「コンサルしか出来ない人」より、自分の柱となるキャリアをしっかり育てて、業務や業界知識を基礎として飛躍した人が多いと感じます。実務という柱をしっかり築いた上でコンサルタントのセンスを磨くことによって、安全で着実なキャリアストラテジーが築けるのではないかと思っています。 、
(本書参照ページ: p.133「ES対策のカギはWhy&How」)
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]]>現B4/M2の就活中学生のために!
生命科学研究科 臨時キャリアセミナー(キャリア支援センター共催)東北大生なら誰でも参加可能!
今すぐ登録!
就職活動再点検講座
https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/oncampus/career/seminar_e1.html
就活は、大学受験の延長のような自己流では進みません。
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]]>理系学生の就活準備完全ガイド講座〜理系学生全般向け〜
https://job.mynavi.jp/conts/2025/tv/article.html?sid=26
18時から!(要、マイナビ登録)見てね!!
]]>昨年初めて秋の就活準備講座以外に行った、春の「就活準備完全ガイド講座」を今年も行われ、増沢隆太が出演いたします。
マイナビ25に登録している方は是非、予約して下さい。
https://job.mynavi.jp/conts/2025/tv/article.html?sid=26
未登録の方も、登録すれば視聴可能です。
今後の就活でもマイナビを活用した企業探しなど、ご説明していきますので、この際早めに登録をお勧めします。
初めて就活する学部3年生、修士1年生など、何から始めるべきかをいつものマイナビTVのノリでトークする予定です。
ぜひご覧下さい。
https://job.mynavi.jp/conts/2025/tv/article.html?sid=26
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]]>「ペンギン池落下」加藤浩次の謝罪が“スッキリ”しない訳ーー危機対応よりも感情を優先させた謝罪は失敗する 増沢隆太
https://news.yahoo.co.jp/articles/500583334966c7a4020fa6bc28bcb323003ecb65
アンパンマン施設の「スルー対応」が悪手過ぎた訳
機対応において「お答えしかねます」はご法度
(増沢 隆太 : 東北大学特任教授/危機管理コミュニケーション専門家)
https://news.yahoo.co.jp/articles/32a0e55feebc3a648e2cfdf15c7b3e9eb6b27d2a
何か不祥事が起きた際、その対応についての回答を拒否する「スルー対応」は、企業にとって命取りになりかねません。
兵庫県の「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」において、施設内の視覚障害者のための点字ブロックの中に、アンパンマンの顔が刻印された点状突起が交ざっていた問題。本件でもスルー対応が批判の的となってしまいました。
まずは今回の問題を振り返りましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/32a0e55feebc3a648e2cfdf15c7b3e9eb6b27d2a
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]]>お待たせしました。東京農工大、就活講座回答です!
Q:学部2年です。学部卒と院卒で採用時に大きな違いがありますか?
A:重要なポイントです。あなたがどんな(会社ではなく)「仕事」に就きたいかで変わります。
例えば生命科学系学生で製薬会社で研究開発をしたい、というのであれば大手製薬会社は学部卒では多分無理です。
私は15年、就職指導をしてきたので業界の変化も感じます。メガファーマなどの外資系製薬だと、もはた「Dr」つまり博士後期課程修了がスタンダードになりつつあったりします。
ご自分が志望する会社の応募条件など必ず確認して下さい。一般論で院卒が良い、学部卒が良い、のようなレベルの話は全く農工大生の進路選択には関係ありません。
(本書参照ページ p.67 学部・修士・博士ごとのキャリア選択留意点)
Q:セミナーで「貴社の経営理念に共感して」と書くなと言われましたが、既に書いてしまいました。
A:すみません、伝え方が悪かったかも知れません。私は一度も「書くな」とは言っていないのですが、ESや面接で「経営理念への共鳴」のような、使い古され尽くしてなおかつ説得力ゼロの志望動機は「書くと損」だとは確実に言っています。
経営理念が悪い訳でも企業がウソをついてる訳でもありません。「経営理念に共感」では採用する理由が弱すぎるのです。
たいていの経営理念は、どの会社もだいたい似たようなことを言っています。特に食品やら製薬やら、似た製品を作っている企業の言ってることはたいてい「おいしさ」「健康」「幸せ」ではないでしょうか。
逆に、それらを目指さない企業はそもそもこの世にあるのですか?ほとんどすべての会社が理念にしていることを「志望理由」にしている=志望する明確な理由は無い=どの会社でもかまわない・・・・とならないでしょうか。
志望理由はES/面接の柱とも言える、最も重要な項目です。就活学生から、企業に訴える最重要メッセージです。それがどの会社にも通じるようなテンプレ志望理由で良いでしょうか?
「その会社の主力製品やサービスにおいて、自分の力が役立つ、貢献出来る」ことは志望した理由になりませんか?
「会社名は知っているが、製品やサービスまでは知らない」としたら、企業研究が全くできていないことになります。
企業研究はリクルーターやOBOGと話したり、説明会での企業情報を鵜呑みにすることでは無いからです。
自分の勉強や研究を通して、専門的立場から見て、その会社の強みを理解したならそれを「志望理由」にするべきです。皆さんを農工大というブランドが後押ししてくれます。
(本書参照ページ p.98 真の企業研究)
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]]>2/5と7は生協Withnaviの就活イベントでセミナーを行いました。
その際いただいた質問にまとめてお答えします!
回答の最後にある参照ページは詳しく説明するためのものです。ぜひ東工大生向けに書いたキャリアデザインの教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
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Q:面接などで話す題材は、どういうところから考えていけばいいのでしょうか。
A:基本はESです。しかし面接はES暗記テストではないので、ESに書いたことをそのまま再現できる必要は全くありません。
一方でESで書いたことと面接の説明で違う話題を話す人もいます。これは「何(What)」を話すかではなく、なぜ・どのように(Whu&How)」話すかという点が重要なので、話題が変わること自体は問題ありません。同じ価値観や行動基準を説明するのに、別トピックを使うのは何ら問題ないのです。
しかし考え方の基準が変わるのは大問題です。
ロジック破綻がなければ何を言っても大丈夫ですが、「多角的な視点をもって研究に取り組む」とESに書いてあるのに、「一つのことを徹底的にこだわって追及する姿勢」では基準が変わってしまいます。
絶対に学生同士や会社員経験の5年にもならない人と練習するのは避け、必ずキャリアセンターなどプロの面接訓練を受けて、練習して下さい。
(本書参照ページ: p.133 ES対策のカギはWhy&How)
Q:ご講演内容とは関係ないですが、就職試験の勉強は必要ですか?また、就職試験の対策はどうすればいいですか?
A:基本的な対策については専門のサイトや書籍
理系学生が文系と同じことをやっても、成果が出ないだけでなく、採用する理由から外れるリスクの方が高いので、必ず理系向けの就活情報であることが欠かせません。
(本書参照ページ: p.120 エントリーシート/Webテスト)
Q:職種別採用の場合はより業務理解が必要なのでしょうか?それとも採用形態に関わらず、全てにおいて最重要事項なのでしょうか。
A:「職種」を分けて採用するということは、期待する成果が職種によって違うということを明確に会社が示していることになります。
生産と営業と研究と経理はすべて異なる役割、異なる成果を期待されます。
成果を出せなければ給料を払うことができません。つまり職種別採用をしている企業の方がより成果をしっかり見ていることになるでしょう。
一方「総合職」に代表される一括採用では、理論上上記すべての職種に就く可能性があるという意味です。理系で営業をやる人、修士を出て総務をやる人もいくらでもいるでしょう。(担当する人数が大きく異なるので、可能性は低いが)
「会社員になる」以上は、自分の都合や自分の希望だけでなく、成果を会社にもたらすから給料がもらえるという、最大の基本を忘れないで下さい。
興味や夢も大事ですが、それだけで給料を得ることは無理です。自分中心の自己都合就活から早く抜け出し、戦略的理系就活が実現できれば、このような成果の出ない就活と決別できます。
(本書参照ページ: p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致)
Q:BtoCの企業を見つける場合は知名度もある程度考慮した方がいいですか
Q:企業名を知らないという理由で切り捨ててしまうのではなく、どのような仕事を行っているのかを調べた上で自分が適合するのかしないのかを決めるという考え方を初めて学びました。今後企業研究をしていく上での参考にしたいと思います。自分が適合するかしないのかは自分の持っているスキルだけでなく興味で選ぶこともありなのか疑問に思いました。
Q:聞いたことある企業だけでなく、聞いたことない企業も知ろうとすることが重要だと学んだ。
A:ビジネスの素人である学生の知名度と、企業の評価はビタ一文関係ありません。単にテレビやネットでCMしているとか、お店に行けば目に入る程度のことで、知名度は決まります。過去にトラブルを起こしたり、倒産した会社で知名度の高いB2C企業は山のようにあります。今後も同じです。
企業の99%はB2B、企業間取引企業です。ビジネスの世界にいれば、一般人・素人が知らない企業で、超一流企業がいくらでもあることがわかります。
今現在まで学んだことは、大学や学校で学んだこと。ここから先60年以上働く「会社という場」での学びと成長はもっとたくさんあります。
スタートは興味でかまわないでしょう。しかし単に「興味があるので」しか言えないような志望動機で、B2C企業のような超有名・大企業に採用されることはないでしょう。
興味からのスタートでかまわないものの、「興味あり」程度で止まらず、しっかりビジネスモデルを検証し、理解して、そこで必要なスキルを見きわめ、それを磨く活動をしていれば、十分「単に興味があるので」レベルの「その他大勢の学生」からは差別化できるでしょう。
有名B2C企業に「その他大勢」学生が採用されることはありません。
(本書参照ページ p.98 真の企業分析 p.106 企業分析の限界)
Q:自分の可能性、会社の選択肢を増やすために「やると有効なこと」があれば教えていただきたいです。
Q:IT業界でない、他の業界でも活かせる話だと思いました。
A:とても良い視点だと思います。ぜひ今日から実行して下さい。それは今日のような合同説明会で、見られる範囲で最大数の企業説明に参加することです。
そしてただ単に説明を聞くのではなく、参加したすべての企業で、その会社のビジネスモデルを理解して下さい。できれば就活ノートなどで記録すると良いでしょう。
その上で、そのビジネスモデル、自分が入社したら担当する可能性のある業務において、自分が成果を出せそうかどうか検証します。企業研究でこれ以上大事なものはありません。
検証の結果、どうも自分の得意なスキル、能力、意欲とビジネスがつながらなそうだと 判断したなら、選択肢から外すだけ。
ビジネスモデル検証という、企業理解の練習ができたことで、非常に有意義な経験となります。
逆に知らなかった会社(のビジネスモデル)と自分の強みが重なるのであれば、新たな選択肢の誕生となります。この新たな選択肢を得られたとしたら、その合同説明会参加はかけがえのない成果を得たことになります。
逆にすでに知っている会社の説明を聞いただけであれば、ほとんど得るもののない時間の無駄ともいえるのではありませんか。
「知らない会社を知ってる会社に変えること」これこそ、今、皆さんが目指す最大の成果です。
(本書参照ページ p.97 企業選びの視点)
Q:いわゆる滑り止め企業を受けることについてどうお思いですか?
A:就活は学生生活ではなくビジネスです。ビジネスにおいては必ずリスクがあります。リスクがある以上、それに応える準備を欠かすことはできません。
滑り止めかどうか確証はなくとも、より入りやすそうな企業にも応募するのは当然です。逆に就活で失敗する学生の大多数は「自分の知っている超有名・超人気企業『だけ』応募して全滅」というパターンです。
私が大学教員になった15年前からずっと今まで毎年同じです。
しかも東工大や東北大のような上位校ですら、完全に同じことが今も起こっています。
ビジネスにおけるリスク感覚は、実は最終面接などで企業も見てきます。
「ほかに応募している会社はどこですか?」という質問で、超人気B2C企業しか挙げないような学生は、正にリスク管理ができないことを証明しているようなものです。
一方、自分が希望する第一志望企業に採用されるような学生は、あらかじめ滑り止め的な、採用されやすそうな企業から内定を得ていたので、精神的に安心感があったと、これまた毎年報告を受けています。
(本書参照ページ p.104 ポートフォリオ)
Q:情報系ではない学部に所属していて、趣味程度にAtcoderなどの競技プログラミングを嗜んでいた程度なのですが実務のプログラミングについても少しは知っておいた方がいいでしょうか?
A:正にそれが判断できるのは応募先企業だけです。ぜひ直接この質問を投げてみましょう。IT企業と言ってもさまざまな業務があり、また扱う案件によって、職種によって、顧客層によって、必要とされる要件は違うはず。
中途採用なら厳格にスキルを問われるが、新卒なら文系未経験OKというSIerだってあります。
このような実践的な質問をする際にはぜひ正確に、明確に実力を説明しましょう。遠慮して不正確な表現をしないように注意して下さい。
「私なんてまだまだ」のように謙遜してしまうと、相手企業も正確な答が出せません。これはできる、ここはできない。ここは知ってるけど、実際にはやったことない・・・というように、判断するのは相手先企業。
しかし冷静に客観的に自分のスキルを説明できるコミュニケーション能力は、就活において評価されますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
(本書参照ページ p.36 「何がやりたい」より「これができる」アピールで成功)
Q:業務を知ることが難しくうまくできません。社員のインタビューがのっている会社はいいのですがそうでない会社はどのようにして業務内容を理解すればよいのでしょうか
Q:ビジネスモデルを理解する上で、特に押さえておくべき点はどのような点でしょうか?
A:良い質問、ありがとう。本気でビジネスモデルを理解する必要性をわかっていただいたと感じます。
調べるのは社員の話を聞くことではありません。ひろゆきさん風に言うなら、それってエビデンスは?個人の感想ですよね、ということです。いや個人の感想どころか、会社の仕事として説明している社員がマイナスな発言するとはおよそ信じられないのですが、いかがでしょうか。
もっと理系的な科学的ソースをあたりましょう。その企業のWebサイトには必ず「製品」とかIT関連なら「サービス」というページがあります。
そこを見ればその会社が何を作っているのか・売っているのかがわかります。
規模が大きくなれば、事業部に分かれて、それぞれがさまざまなビジネスを展開しているでしょう。
SIer、ソフトベンダーなど規模が小さければ、事業領域も狭いのが普通です。大きい小さいは直接企業の優劣とは関係ありません。まずはビジネスモデルを理解するのが最優先です。
どうしても「製品・サービス」情報でも理解できない場合は、別に「会社情報」というページもあるはず。
ここを開いて「事業概要」「事業内容」「会社概要」などを見て下さい。
逆にこうした情報を読んでも理解できないようであれば、その会社・業務との相性は悪いという判断もできるでしょう。
企業理念やら福利厚生やら、先輩社員の声などがウソだというつもりはありませんが、忙しい理系の皆さんは全部に目を通す時間などないでしょう。
だから一番中よな情報から、一番重要な情報だけを先に見れば、ずんずん企業研究が進みます。
社風??? こちら参照して下さい。
ITmedia ビジネスオンライン
「就活学生が一番知りたい「社風」は、首都圏直下地震で分かる 増沢隆太」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2110/12/news091.html
JUGEMテーマ:就職活動
]]>1/22(日)北大生向けセミナーで、当日お答えできなかった質問に回答しました。
では行ってみよう!
************
Q:就職を考えている業種と今の修士専攻内容が違います。
Q:専攻と無理やりつなげることが大切でしょうか?
A:東北大生からも毎回聞かれますが、逆に今の専攻・研究分野をそのままビジネスとして仕事をしている人は居るのでしょうか?
最もビジネスとの親和性の高い、最先端ITだとしても、大学・院の研究は研究。ビジネスで担当する業務そのままということは、数学的確率からあり得ないことではありませんか?
ITや情報技術は学んでいるけど、会社で仕事として対応するものと同一ではありません。何より会社での仕事は日々変わります。年単位で見たら、特に変化の激しい昨今では、数年でビジネスドメイン(領域)そのものが激変する、会社そのものが事業領域を変える、M&Aされる・・・「同じであること」の方が例外です。
専攻分野の内容だけで選別する会社はまず無いでしょう。しかしご自分の専門分野が、「その会社」のビジネスとどうつながるのか、「可能性」を自分で説明しましょう。強引でも、無理矢理でも全く問題ありません。
セミナーで企業はビジネスとして、この説明会に出展していることを説明しました。「その会社の」ビジネスに貢献できるから採用します。貢献できるかどうかの判断材料をアピールすることが、本当の自己アピールです。サークル/バイトのエピソードトークなど、そのビジネスの本質から見たら、些末な話題なのです。
それが本当に「その会社に」貢献できるかどうか、判断するのは「その会社」です。しっかり材料を提案して下さい。それ以上のアピールはあり得ません。それができない、関連が「絶対に無い」と判断したなら、志望しても無駄です。
しかし「絶対ビジネスにつながらない」と断言することも、「ビジネスに直結する」とアピールすることも、いずれも誰も証明できるものではありません。
だからアピールして、判断してもらうことが何より重要なのです。
(本書参照ページ p.47 企業が存在する理由は社会貢献より「会社」貢献)
Q:本日はお話いただきありがとうございます。
Q:親が面接の採用を十年程度担当していたのですが、
A:はい、学生との面接練習は絶対にやめるべきと考えます。
なぜなら「内定を得た学生」であっても、なぜ自分が内定を得られたのか、「自分の解釈」しかできないからです。絶対に会社は内定・採用した本当の理由は開示しません。
就活はテストではありません。「正解を当てた」から採用ではありません。
「顔採用」という言葉あります。実際の採用において、私はあり得ると考えます。それはイケメン・美人を採用という意味ではありません。「仕事ができそうに見える」かどうかです。
まじめでちょっと暗い感じの理系院生と、イケイケ・パリピな文系学部生。あり得ないことですが、完全にES/面接結果が同じだとして、どちらが企業に好まれるかです。学生視点だと、イケイケ・パリピが良さそうに思えるかも知れません。
何万人もの面接練習や実際の採用、本面接、面接官指導をしてきた経験上、私はそのような企業は無いと思います。少なくとも北大生を、北大生の皆さんが希望するような企業・職務で採用する場合、イケイケのノリと仕事は別物と考えるのが普通です。
このように、面接練習は「絶対に」採用のメカニズムをわかった人以外とやってはならないのです。プロサッカー選手になろうという人は、テレビでサッカーを見るのが大好きなだけの人にサッカーは教わりません。内定を得たとしても、全く会社員経験の無い人はこれです。
内定長者で有名・人気企業から何社も内定を取る学生は北大や東北大ならいくらでもいるかも知れません。しかし彼ら彼女らは「1秒」も会社員をやったことがない人です。学生なのでそれが当然。インターンなど会社員経験とは見なされません。
(本書参照ページ p.130 OBOG訪問とリクルーター)
Q:理系で文系就職の場合に求められることは何でしょうか。ご回答いただけると幸いです
A:企業にとって採用は「仕事」です。仕事そして成果を求められるため、北大生を採用したいのです。
ということは理系学生を採用する以上、文系学生以上の能力が期待できるから採用されます。逆に文系と同じかそれ以下の評価しか得られないのであれば、わざわざリスクを取って理系学生を文系職に採用する意味がありません。
つまり理系学生として、採用する企業へのメリットをいかに説得できるかにすべてがかかっています。文系就職を「逃げ」だという学生がいますが、採用は仕事です。逃げだろうと何だろうと、犯罪でも無い以上、成果さえ出してくれると説得できれば当然採用されるのです。
しかし文系みたいなサークルアピール、バイト自慢しかできないような「文系でも書ける」ES、文系の劣化版のような面接しかできなければ、採用理由は満たさないのではないでしょうか。
地味な実験や研究での失敗談から学んだこと、理系ならではの勉強や研究に打ち込んだ姿勢や視点、発見、改善。特に実験場の失敗経験は致命的な損害でも出さない限り、回復可能な失敗経験です。
企業は失敗経験の無い人の話を信用しません。理系でみっちり研究した人は、ケガしたり経済的大損害でも出さない限り、「失敗の宝庫」 。つまり本当の意味で就活で使えるネタの宝庫なのです。
バイト・サークルでの成功談ネタにほとんどの人事は飽き飽きしているので、理系アピールは文系就職においても確実に成果になると思います。
(本書参照ページ p.107 文系就職で成功するには)
ブログ更新や新たなコラムが書けず、たいへん申し訳ないです。
就活準備シーズン突入で、毎日どこかしらの大学講座が入るか、次年度講座の打合せでヘロヘロです。
そんな中、お待たせしましたが、新潟大講座でのQA、回答します。
************
Q:所謂「ガクチカ」が殆ど無いのですが、
A:「ガクチカが無い」状況がよくわかりません。大学や院で何もしていないと言うことがあるでしょうか?
そうではなく、もっともらしい模範例ESネタのようなエピソードが無い、というのは「ガクチカが無い」とは言わないと思います。
就活はネタ合戦ではなく、フツーの素材をどう料理できるかを見せるもの。フツーの勉強だけどこう工夫した。苦手を克服したコツ・視点・改善。ただの遊びだけど自分なりの楽しみ方の開発や発見、Whatをいくら探しても、答はありません。
見つける/表現すべきは「Why&How」です。
(本書参照ページ: p.133 ES対策のカギはWhy&How)
Q:受賞歴だけでなく規模などの数値も書くことが大事とありましたが
A:数字の存在しない結果というのはあるのでしょうか?
例えば準備に要した時間、エネルギー、実行に必要なコスト・・・・そうした数値評価ができないものは、個人の感想(ひろゆき風)であって、説得力がない恐れがあります。
「カフェのバイトでお客様とのコミュニケーションを実践した」
といわれても、そのカフェがどこなのか(大都会?ど田舎?)お客って誰?(年齢層や人数)、客単価、メニュー数・・・・数値化できるものは必ずあるはず。
それを探し出すセンス含めて、数値化して伝えないと、リアリティがなくただの感想になってしまうということです。
(日経スタイル 「理系学生、迷ったら数字・データで判断を」増沢隆太)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>東京理科大の講座でもたくさんレスいただきましたが、回答やっと書けました。
理科大生の皆さん、ここから本番。
質問くれた人は、確実に一歩も三歩も先に進めましたよ!
成功祈ります!!
*************
Q:ESに関しての質問です。「学生時代に頑張ったこと」
A:就活ネタでは、正しいかどうか・真実かどうか以上に「説得力」が一番重要です。(ウソはバレたら致命的なので論外)
古いネタ(高校時代)より今の法が説得力は高いと思います。ただ、「小学生時代から高校までの12年やってきた」みたいに「長い」期間のものは、それなりに説得力がある可能性があります。
要はそのネタがどうこうというより、その企業のビジネスモデルとエピソードが噛み合うかどうか。何も接点がなく、示唆もなく、その企業での成果再現につながらなそう・・・と思われるものは避けた方が良いでしょう。
(本書参照ページ: p.17 コンピテンシー p.93「Place」)
Q:戦略的就活において重要なコミュニケーション能力は質問力という
A:コミュニケーションはツールです。ゴールではなくツールである以上、目標は内定。内定に至れれば、コミュニケーションは何でもあり。
ただ、質問を聞くとその人の理解能力や発想、センスは非常に良くわかるので、質問能力はきわめて重要でしょう。「良いビジネスセンス」であることをアピールすれば、採用・内定に近づけるのですから、ぜひ質問能力は磨いて下さい。
一方で大学や企業でコミュニケーションを教えていますが、非常に良くあるのが「話すこと」「伝えること」だけに関心を寄せること。それはコミュニケーションの1つではありますが、「聞く」能力を疎かにしている人がほとんどです。
みんなが気付かない聞く能力を上げれば、コミュニケーション能力は理論上倍増するはずなので、最も効率よくコミュニケーション能力を上げるには、ぜひ聞く能力を培って下さい。
関心あればこの本、お読み下さい。コミュニケーション能力を倍増させるためのガイドです。
日経スタイル
コミュニケーションの原則〜「しゃべり上手」でなくていいワケ ~リケ就のコミュ力講座 増沢隆太
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO39180080Q8A221C1000000/
Q:長い年月をかけたけど、結果が出なかったことを「
A:「結果が出なかった」だけであれば単なる失敗談ですが、その失敗から学び、次の成功につなげた。成功法則を見出した。自身の欠陥を見出し、結果として得るものが大きかったというように、ESは「Why&How」の視点で書かれなければ評価されません。
逆に「Why&How」で表現できれば、ある意味ネタは何でもありだといえます。何かにチャレンジすれば一定の率で失敗します。絶対に失敗しない方法は「何も挑戦しないこと」。
企業の人は、チャレンジしたけど失敗し、そこからさらにパワーアップできた話は普通大好きなはず。
失敗したことではなく、「教わってないからできない」「習ってないことは知らない」という後ろ向きな学生の態度と次元の違う、社会人的、ビジネス視点を持つ姿勢を評価することでしょう。
そんな意味からすると、結果が出ないことは、宝の山である可能性もありますね。
(本書参照ページ: p.133 ES対策のカギはWhy&How)
Q:ガクチカで研究かアルバイトを書くか迷っています。
A:「差別化」はきわめて重要な評価ポイントですが、客観的評価がすべて。
本当にバイトで他の人ができないことなのか、そもそもそれだけの難易度の高さなのか、読んだ人が自社での業務における成果の再現能力と評価できるのか、こうしたさまざまなポイントで考えれば、「東京理科大における研究とそのプロセス」以上のブランド力、説得力のあるネタはそうはありません。
「ES/面接はネタ勝負ではない」といったのは、学生がただものめずらしいだけのネタ合戦を展開するものの、ほとんどの企業は物珍しさにはなんの評価もしないので、意味がないからです。
バイトネタ、サークルネタでは、文系学部生中心に、通常はそのネタのなんばいものおもしろさ、風変わり度、珍しさなどのライバルが、掃いて捨てるほどいるというきわめて不利きわまりない状況で戦うという、戦略性の真逆にある競争になります。
一方、理科大生、国立上位校院生など「研究しているのはあたり前」。単に研究しているということだけでは何一つ評価にはなりません。
つまり「研究を武器に」というのは、単に「研究している」「研究内容を書く」のではなく、「どんな問題意識で、なぜ、どのように研究に取り組み、どんな障害/困難があり、どうやって解決している/失敗している、今後の予想・・・」という取り組み方を指します。
ぜひこのようなビジネスの視点で今一度検証してみて、判断して下さい。
ただ研究を説明するだけと、上記の研究を通じてのコンピテンシーは全く別な内容となるでしょう。
これこそ理系就活の最も重要な攻略ポイントなので、ぜひ本書該当ページを通じて、しっかり理解を深めて下さい。確実に就活で成果が出ます。
(本書参照ページ: p.49 研究という武器 p.67 学部・修士・博士ごとのキャリア選択留意点)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>1/13(金)東北大学キャリア支援センターでは特別セミナーを行います。
大学ジャーナリストの石渡嶺司先生をお呼びする、ゴージャスなトークショー(ショー??)
「内定を得られる東北大生、得られない東北大生〜就活専門家が東北大生の就活を語る」
東北大キャリア支援センター、事前予約の記録更新中。
東北大生、関係者、広報よろしくお願いいたします。
https://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/event/kickoff230113/
JUGEMテーマ:就職活動
]]>商学部なのにこのブログを見てるという奇特な方が、呼べば来ると思っていただいたのか、学生の方からのお誘い。スケジュールもあったので喜んでお受けしました。
しかし私がやる以上、フツーの就活の心得などではつまらない、いや私を呼んだ意味がないと思い、思いきり挑戦的副題を提案しました。
「微妙なラインの中大商学部生。就活、限界突破の分岐点」 東北大学特任教授/人事コンサルタント 増沢隆太
https://twitter.com/shozemiren/status/1605368966217465858?s=46&t=b-fNckhymPr6dzXPV95rTA
]]>
12/9(金)の東北大学生命科学研究「理系大学院生の就職対策講座その2」ES/面接対策のセミナー中にいただいた質問にお答えしてみました。(第1回講座はセミナー中に回答済。もし質問が飛ばされたという人はメール下さい)
電子書籍版
https://www.molcom.jp/products/detail/118745/
では行ってみよう!
*********************
Q:逆質問では具体的にどのような点をアピールするのが良いでしょうか?
Q:面接の最後の質問コーナーではどのような内容を質問するのがいいのでしょうか?
A:講座内でも説明しましたが、重要なことなので再度取り上げますね。
「逆質問では絶対質問する」という面接の鉄則は、私が教えている企業の面接官トレーニングだけでなく、あらゆる面接官向けマニュアルにも書かれています。
つまり「質問する=意欲がある」という方式は少なくとも高い相関があると考える企業が多いからです。
興味のある会社で、意欲を感じているなら、知りたいことが次々湧いてくることを「実演」するのが質問コーナー・逆質問だと理解してはどうでしょうか。
またその際の質問は、「情報を得る」ことが目的ではなく、「意欲を行動で示すこと」です。質問ではなくコメントでも良いと言ったのはこのためです。「何か発言する」というアクションを必ず行って下さい。
その際は自分の権利や処遇(給与・福利厚生・キャリアパス・・・)といった情報を聞くのではなく、その会社のビジネスモデルに関するが一番有効で無難だと思います。事前にビジネスモデルを調べて臨めば、かなり芯をついた質問や発言ができるかも知れません。
「事前準備をしていなかった」「知らなかった会社の説明で初めて聞いた」場合は、企業説明時に、その会社のビジネスモデル説明をしっかり聞き取り、その仕組みについての理解不足点を「理解不足で恐縮ですが・・」とお断りを入れるなど礼儀正しく質問することで、好印象&行動力のダブルアピールとなるかも知れません。
(本書参照ページ: p.139 個人面接)
Q:実績・自己PRが体裁自由(上限20MB)という提出先があります。こういった場合もA4 2枚程度と考えてよろしいでしょうか?
A:その会社が何という会社で、どのような業務かなど具体的な情報が無ければ、単なる類推は無意味です。例えばIT関係の業務やサービスも含む企業であれば、「上限20㎆」には動画なども含まれる可能性もあるし、高度なグラフィクスなどを求めるのかなど、すべて会社次第であり、一般論はありません。
ただ「自由」という以上は、PPTを使った表現も含めて「自由」の範囲内なので、その会社に雇われた場合に求められる成果を基に、最新IT技術を駆使したプレゼンか、専門分野の専門能力や専門知識を総動員したものかなど、自分で想像することになります。
いずれにしてもES/面接に一般論はありません。すべて「その会社」が決めます。どこの会社か特定して、個別に対策しなければ、合理的で科学的な就活対策にはならないでしょう。
(本書参照ページ: p.133 ES対策のカギはWhy&How)
Q:研究概要書1枚と指定された場合、その1枚の文字数の目安は何文字ほどでしょうか?
Q:研究概要が提出書類にあるのですが、しっかりと文章で記述した方がいいでしょうか。見やすさ重視でポスターのような書き方の方がいいでしょうか。
A:これだけでは判断できませんが、文字だけで書けというならA4一枚だと800〜1200字くらいではないですか?
これから大きく外れると読みづらいか、不適切に大きすぎる文字フォントになります。
フォーマット指示が無い場合、図や写真、グラフなど入れるかどうかでも大幅に変わります。研究次第ですが理系の科学研究の場合は文字だけで伝えるのはかなり難しいように思いますが、どうでしょう。人文学や社会科学なら文字だけでも表現可能な研究が多いと思います。
(本書参照ページ: p.120 エントリーシート/Webテスト)
Q:ESや面接のアピール内容に関して、これまでの研究生活において数値やデータで示せるような明快な結果を持っておらず、「~~の研究に取り組んできたという経験」しか書けなさそうです。このような内容でも自己アピールとして十分勝負できるでしょうか。
A:アピールは「研究した事実」でも「研究成果が出たこと」でもありません。
「なぜその成果が出たのか」「(他の人ではできないのに)なぜ自分はできたのか・なぜ自分はそれに着目したのか」というWhy&Howがアピールです。
「取り組んできた」のではなく、今現在取り組んでおり、このような結果が推定され、そのために後これだけ時間がかかる、他にもこんな可能性がある、この障害・問題・失敗で止まっている・・・・というような説明がWhy&Howです。仮に一秒も実験ができていなくても研究説明はできるはず。その場合は問題意識や課題、推定する結果など話せなければならないでしょう。
(本書参照ページ: p.120 エントリーシート/Webテスト)
Q:逆質問して、答えて頂いた内容に対しても、分かりました、ありがとうございますで終わらずに重ねるように質問やコメントした方がよいでしょうか。
A:内容次第です。不明点があれば追加して聞いても良いし、他からも手がたくさん上がっていたら、遠慮しても良いでしょう。その場合は必ず連絡先メアドなど聞いて、後で追加して聞くなどの「行動力」「実行力」がさらにアピールとなります。
逆に「それ聞いてどうするの?」「(判断や価値観は)人による」というような、質問の趣旨がわかりにくい質問を重ねるのは避けたいところです。この辺りはどんどん経験を積めば正確さが増すので、まずは恐れず質問を必ず行うことを習慣づければ心配無用です。しかし日ごろから質問や発言に慣れていないと、ピントが外れたものになるので、ぜひとも実践を重ねて下さい。
企業の人は、学生の多くが失敗を恐れて何もできないことをわかっているので、ピント外れ、意味不質問であっても、黙って聞いているだけより何十倍も行動力アピールになっています。
(本書参照ページ: p.120 エントリーシート/Webテスト)
Q:志望動機を述べる際に、他社と比較して志望企業の良さを述べると、間接的に他社を貶めている感が出てしまうと思いますが、これは印象が悪くならないでしょうか?
A:重要なポイントです。他社を貶めずに志望先の良さを伝える練習をぜひして下さい。褒めるのに「他社は〇〇でダメ」と言わずに、その優越性をそのまま言うのでは足りませんか?褒めるなら科学的である必要があります。
「科学的に褒める」とは、「良い・悪い」「すばらしい」「おいしい」などの情緒的表現ではなく、セミナーで強調した数値・数字・変化率などの客観的データではないでしょうか。「形容詞でごまかさない」というのは理系大学院生の基本スタンスです。その会社の他製品、過去製品などと比較するのも便利な手です。
(本書参照ページ: p.91 マーケティング手法の活用)
Q:説明会で説明会で質問する際、企業に自分のことを印象付けることができるコツがあったら知りたいです。ビジネスモデルに関する、鋭い質問をするしかないのでしょうか?
A:無理して印象付けるというのは相当高度なチャレンジなので、せっかくのチャンスにギャンブルするのではなく、まずは行動するだけで良いのではないでしょうか。
おそらくほとんどの参加学生は質問すらしないか、福利厚生や入社後のキャリアパスなど、「聞かれたって答えようがないよ」と企業の人から内心思われるようなことくらいしか聞かないでしょう。そんな中、鋭くなくてかまわないので、自分の理解を確認するようなトーンでビジネスモデルに触れてくれれば、普通は他の学生と圧倒的な差がついていると思います。
くどいほどビジネスモデルと言い続けていますが、ビジネスの根幹であり、その会社の存在理由でもあるビジネスモデル以上に重要なものはないといえます。そこにほとんどの学生が目が行っていないので、差別化するには最強の視点だと思います。
(本書参照ページ: p.130 OBOG訪問とリクルーター)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>12/5・9と2回に分けて行いました東北大学生命科学研究科主催「理系大学院生向け就職対策講座」参加してくれてありがとう。
毎年ネタを更新していますが、特に今年の第2回「ES/面接講座」は過去最高の評判をいただけました。こちらとしてもかなりのハウツーを開示したつもりなので、ぜひハウツーで終わらず、それを自分のオリジナルES/面接として完成させて下さい。
1回2回、アンケートでいただいた疑問に回答します。(セミナー時の質問は次回、「その2」で回答します)
特に理系の就活の全体像について詳しく知りたい人は、ぜひ本書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページを読んで下さいね。(生命の人はキャリア支援係まで)
アマゾンがほぼ欠品です。大学生協などで注文していただければ割引で入手出来る可能性がありますが、確実に手に入れるなら電子書籍をご検討下さい。
よろしくお願いいたします。
電子書籍版
https://www.molcom.jp/products/detail/118745/
では行ってみよう!
出版社;
ジュンク堂・丸善https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b294782.html
生協http://www.honyaclub.com/shop/g/g16171752/)
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Q:私は外国人ですので、日本語を学びましたが、敬語の使いについてまだまだ未熟です。先生から”説明会を参加する時必ず質問してください。”とおっしゃいましたが、中途半端な敬語を使いましたら、マナーが悪いみたいな印象を残ることはございますか?二つの質問は、ビジネスモデルについてのことです。ビジネスホテルのどこに注目した方がよろしいでしょうか?
A:日本企業が外国人留学生採用に、決して積極的ではないのは事実と思いますが、このようにちゃんとした日本語の記入ができるレベルであれば、まず問題ありません。
ネイティブと言語において差があるのは当たり前であり、企業が新卒学生を採用するのは仕事のためです。アナウンサーのような正確な日本語能力を求める特殊業務でない限り、ビジネスレベルの日本語ができれば、東北大学生なら全く問題なく採用されます。
万一そのような区別もできないような会社であれば、将来は無いので、入らない方が良いと思うほどですが、まず実際に外国人留学生の語学レベルがネイティブ並みではないという理由で落とすことは無いでしょう。
ビジネスモデルとは、その会社の商売の仕組みです。「食品メーカー」のような大雑把なことではなく、「小麦粉製品の製造及び関連食品の製造」。もっと研究すれば「小麦粉製造、プレミックス食品、乾麺製造」のように具体的な仕事内容がわかります。ここまで調べて下さい。
これがわかれば穀物の知識、植物の研究経験、食品製造に関する技術など、自分の強みがある専門性とつながる=説得力ある志望動機ができます。
残念ながら単に「自分が興味がある」だけしか志望理由がないと、食品・薬品・化粧品メーカーのような超人気B2C企業で採用されるのは厳しいかも知れません。
ぜひこじつけでかまわないので、自分の専門性がこんな形なら関連するというような要素を考えてみて下さい。
(本書参照ページ:p.97 企業選びの視点)
Q:悩み相談のようになってしまうのですが、どの企業でも求められるスピード感や協調性が自分の性格には欠けています。こうした性格の場合、自己PRや面接にはどのような戦略で臨めばよいでしょうか。
A:面接戦略とは直接関係ないと思います。まずは「どの企業でも求められるスピード感や協調性が自分の性格には欠けている」という表現がツッコミどころ満載なので、個別に検証しましょう。
「どの企業でも求められるスピード感」
スピードはもちろん大事ですが、どのスピードでしょう?その企業、ビジネス内容、市場・・・あまりに可変要素が多すぎて、「求められるスピード」を一律に語るのは無理ではないでしょうか。
既存製品の製造ならすでにラインができているので、ひたすらスピードアップ。一方QCQA業務では慎重さが求められ、いたずらなスピードはダメ・・・というような、業務によっても違いがあるはず。そんなところはしっかり企業の仕事を調べないとだめだと思います。
「協調性が欠けている」
本当に協調性が無ければ、就職どころか社会で生きるのも無理でしょう。本当にないのでしょうか?企業で求められる協調性とは、学生の仲間同士とかバイト先などとは全く別物です。
「会議で発言しないなら存在価値がない」などと言いますが、無難に人と同じことしか言わない・できないなら東北大大学院生を採用する必要もないでしょう。どんな意味で、どのように協調性がないのか、自分(=学生)の基準だけで決めずに、キャリア支援センター相談員の先生などいろいろな社会人の意見を聞いてみてはどうでしょう。
(本書参照ページ:p.33 自己分析の意味 p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致)
Q:研究概要はある程度文章で書くべきでしょうか、見やすさ重視でポスターのような見せ方をするべきでしょうか
A:すべてはESの指示次第です。テキストで記入する方式なら、文章以外無理ですし、PPTで提出であれば、図や写真がなければただ見にくいだけになります。「(文字数など)フォーマットがヒント」と説明しました。それを参照してください。
(本書参照ページ p.133 ES対策のカギはWhy&How)
Q:ESではパラグラフの末尾に結論を書かないという点について質問です。パラグラフライティングではパラグラフの初めだけでなく、最後に”therefore…”と結論を書くことが多いように思います。文字数削減のためには仕方ないかもしれませんが、最後の結論がないと読みやすさや理解しやすさが低下しないでしょうか。またそれをカバーするコツがあればお聞きしたいです。
A:ESは限られた文字数内で完全完結する「ビジネス文書」であり、パラグラフライティングではありません。ビジネス文書はその目的である「正確な回答」こそ命。それをトピックセンテンスで実現できれいれば、そのエンディングなどに着目する人は普通はいません。
なので、トピックセンテンスに全精力を集中し、そこが説得力を持ちさえすれば、パラグラフ内の結論は不要または評価の対象外です。
(戦略思考で鍛える「コミュ力(りょく)」(祥伝社新書)参照ページ p.134 話がわかりにくい人のためのロジカルな伝え方)
Q:具体的にどのような能力を自己PRとしてアピールすれば良いのか。口頭ではお話していたのかもしれませんが、参考資料としていただけるとありがたいと思いました。
A:スタートはまず自分の強み検証です。
自分で何を強みとするのか、研究であればその知識なのか、スキルなのか、発想なのか、段取り・説得・リーダーシップ・・・・というように、強みを探すこと。
自己分析不要というような極端な言い方をしましたが、「強味発見」を自己分析の目的であれば、それは不要どころか絶対必要です。その強みはできれば自己完結ではなく、相談員の先生など第三者も含めて検証すればより説得力が出ると思います。
さらにその強みと、その応募先企業のビジネスモデルの共通点など探せれば、説得力ある自己PRになるでしょう。
(本書参照ページ p.33 自己分析の意味)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>Yahoo!の公式コメンテーターに就任しました。
コミュニケーション専門家を勝手に名乗ってきましたが、感無量の思い。
だって元々ただネット見てグダグダ書込みしてただけのダメ人間だもの・・・
(あ、ヘイトとか犯罪書込みはしたことないです)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>昨日は東北大学生命科学研究科就職対策講座でした。生命以外の研究科からも参加してくれてありがとうございました。
第2弾、「ES/面接対策」が12/9(金)なので、ぜひ続けて参加して下さいね。
この基本知識をもって就活に臨めば、確実に「どこから始めよう」と右往左往して迷走するほとんどの就活学生と断然と差がつくでしょう。
忙しい理系大学院生が効率的に就活をするため、少しでもムダを排して、目標実現にまっすぐ進むため、東北大の大学院生の皆さんは、ぜひ12/9ES面接講座も参加して下さい。
昨日の講座でいただいた質問で、10/25 東北大学キャリア支援センター「就活スタートアップ講座」の時のQA回答を、このブログで公開といったはずだが?という問い合わせをもらいました。
そのつもりで回答したところ、キャリア支援センターの方で開示しますということで、こちらブログではなく、東北大学キャリア支援センターで公開となっています。そちら参照してください。
https://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/startup221025od/
(学内限定)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>Q:質問です。文系は表現能力を示す、とありましたが、形容詞でごまかさない文系の表現能力とは具体的にどのようなものなのでしょうか。理系の数字で示す方法との違いが知りたいです。
A:ガクチカなどの「成果」自慢ではなく、行動特性や行動基準などを客観的に表現するのはどうでしょうか。
どんな目的で、どのような達成目標を立て、どうやってその達成の障害を克服し(何の障害もなく達成できたという結果だけの自慢が一番価値が無い)、どのような結果となったのか。それは成功か失敗か、失敗であれば敗因は何かという構造理解ができた説明など、文系の能力発揮の見せ場ではないでしょうか。
社会科学を勉強していれば、数式通りにはいかない人間の理不尽な行動特性などが影響することも理解されていると思います。犯罪が一番の例ですが、犯罪が悪いことと誰でもわかっていながら、絶対にこの世から犯罪が消えないという人間の理不尽な行動特性あります。
予定通り進まないことや、予期せぬ邪魔があったことなど含めて、困難や課題を克服することでゴールに到達したストーリーを話すことで、自分の採用判断材料提供という目的に近づけるでしょう。
(本書参照・関連ページ:p.133 ES対策のカギはWhy&How)
Q:教育という専門でも千葉大の強みは発揮できますか。
A:研究・専門内容だけで採否が決まることはありません。「教育学部は絶対採用しない」という方針が無い限り(そんな会社は聞いたことがないが)いかにES/面接で判断材料を有利に展開できるかでしょう。
研究・専門の勉強を通じて身につけたインテリジェンスやコンピテンシーを訴えられるかが勝負なので、それをしっかり訴えられなければ、専門分野直結であっても苦労します。伝えられる千葉大生を求めていると考えて良いでしょう。基礎研究含め、どんな研究テーマでも可能性は十分あるといえます。
ちなみに10月に東北大で博士後期課程学生専用合同説明会を開き、40社が参加しましたが、「専門分野によって採否を決めない」という企業が6割を超えました。
(本書参照・関連ページ:p.61 専攻と仕事 p.107 文系就職で成功するには)
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]]>東北大学大学院生命科学研究科主催「理系大学院生のための就職対策講座」を今年も行います。
就活で失敗したくない、早く終わらせて研究に没頭したい東北大理系大学院生はぜひ参加を!
https://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/event/lif221205/
毎年恒例「生命科学研究科キャリア支援室主催 理系大学院生のための就職対策講座」
12/5(月)企業選び講座
12/9(金)ES/面接対策講座
申込み〆切まもなく! 即、予約を!、ぜひ
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東北大生なら研究科問わず申込可能
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]]>11/20は大学生協事業連合withnavi事務局【WEB開催】関東合同 全大学・理工系向け インターンシップ・仕事研究セミナーでした。
たくさんのセミナー参加、ありがとうございました。
いただいた質問にお答えしてます。
個人的な環境や希望、休学していた人など、さまざまな立場のチャットもいただきましたが、QAで公開できる内容ではないので、各大学のキャリアセンターで相談したり、難しい場合は当社でも実施している有料キャリア相談/就活支援サービスなどで、じっくり話をしてみて下さい。
詳細こちら
入手困難になりつつありご不便おかけします。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ付近を読んでいただくと、全体像がわかると思いますんで、参照ページを付けました。
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Q:大学での専攻とは関係のない企業にエントリーしても問題ないでしょうか?
A:その会社が禁止しない限り、全く問題ありません。←そんな禁止する会社があるはずないけど。
「関係」の意味が大事なので、直接技術的につながらずとも、間接的に関係するかどうかをぜひ会社説明などを読み解き、自分で強引で良いので見つけて下さい。
逆に言えば、どこまで強引に「関係ある」と言えるかで、選択肢が変わります。当然ですが、選択肢が少ないほど不利、多いほど有利に就活は展開できます。
例えば植物の研究をしている学生と自動車会社は「関係ある」でしょうか?自動車部品が何からできているか知っていますか?鉄のカタマリだった大昔と違い、プラスチック、強化プラスチック、生分解素材・・・・とどんどん進化しています。
代表的自動車メーカーの技術情報には、植物由来素材を使った部品製品開発例なども出ています。自分の知識だけで勝手に「関係ない」と決めつけず、必ずその会社の技術・製品情報などしっかり検証した上で判断して下さい。
(本署参照ページ p.61 専攻と仕事)
Q:平均残業時間は聞いても良いですか?
A:会社説明会・合同説明会で出展企業の方は、普通「何でも聞いて下さい」と言うので、聞くのは自由です。聞いたから不利になるとも思いません。
ただ、聞いてどうするのかと、私は思います。
会社員をやったことのない学生の皆さんから見れば、残業が多い=ブラックというイメージかも知れませんが、現実は全く違います。残業はよいものではありませんが、かといって残業=ブラックだとしたら、世界中の企業は全部ブラックか、仕事のできないダメ会社しかない極端なことになります。
労働基準法違反の長時間残業が毎日だとか、残業や休日出勤しても給料が全く払われないサービス残業が常態化しているなどは問題です。
しかし研究や実験は全学生は同じクオリティで同じ時間内で全員が完了しますか?
個人差や、アプローチの仕方、環境によっても所要時間は違うし、また実験の目的によってはあえてじっくりゆっくり取り組むことで、他の人が見逃した発見ができたりしないでしょうか。
仕事も全く同じで、健康を害するほどの違法残業でなければ、逆にしっかり成果を出すための残業は、私自身は納得の上で取り組んできました。その結果出世したり、給料が同僚より高くなったりと成果が出ました。
実際にその会社で働いてみないことには、平均的な残業時間などはあまり参考にならないでしょう。それでも聞くのは自由なので、聞いてみてはどうでしょう。
(本署参照ページ p.109 初任給の額や退職金)
Q:修士に進学を考えている学部3年です。早めに就活準備をしたいと考え、今回お話にあった強み分析や企業分析をしたいと思っているのですが、まだ研究室配属されていないため上記のことが難しい状況です。このような場合、何から始めればいいでしょうか?なお、行きたい研究室は化学系です。
A:研究室に配属されないと「強み」=武器は検証できないでしょうか?
研究室所属=武器ではなく、自分の考え方、思考・志向、視点、今までの経験知識などでも強みはあるのではないですか。
同じ学部3年でも、どの程度勉強や研究が進んでいるかは大学によっても、人によっても異なるでしょう。また大学院と違い、学部であれば、ある程度知識集積はアピールになるはずなので、就活においては常に今の時点での強みで良いと思います。
もちろん就活に並行して研究室配属が決まり、研究・実験が進んでさらに強みが強化されるなら、後でそれもアピールになります。
いずれにしても就活は「完成形」審査ではありません。今、どんなことに注目して、関心があり、そのために何を「しようとしているか」だけでも十分アピール可能です。
しかし「研究室に属してないので離すことはない」のであれば、強みはないと見なされてしまうでしょう。ぜひ今ある知識やこれからの希望を盛り込んで、強みと表現してみて下さい。
(本署参照ページ p.49 研究という武器 p.67 学部・修士・博士ごとのキャリア選択留意点)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>京大向けセミナーへの参加、ありがとう!当日いただいた質問に回答します。
さすが京大生。なかなか奥の深い質問だと思います。説明がつい長くなってしましましたが、ぜひ参考として下さい。
共通で答えられる質問はまとめてのお答えになっています。また一言では説明しきれないことが多いので、ぜひ本書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」をじっくり読んで、理解を深めて下さい。本書参照ページを付けました。
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Q:理系3回生のものです。今のところ国の研究機関などでの研究職に興味があり、企業就職は具体的にあまり考えられていません。興味のある分野が狭いので企業説明会も少ない企業しか参加できておらず少し不安があります。興味のない分野でも企業説明会や企業研究をした方が良いのでしょうか。
A:興味がないものを見よ、というのは正しいとしても現実的にできないものです。しかし「ビジネスの素人である学生の興味」は、日本だけに限定してもビジネス全体の万分の一にも満たない範囲での興味。
さらに京大生が活躍するグローバルな環境はそのさらに何百倍何千倍もの世界を見ていません。やはり少しでも広い世界から選択した方が明らかに成果は上がるでしょう。
では興味のない企業が業務、業界をどうやって見るべきか?今日のような合同説明会に出れば良いのです。企業説明は順番に行われ「知っている企業」だけでなく、聞いたこともない企業も説明の順番があるはず。
この聞いたこともない企業こそが、未知の選択肢になり得るのです。ビジネスの素人である「学生が知っている」という知名度と、企業のグレードには何も関係がありません。
B2B企業は、B2Bであるがゆえに知名度はありません。しかし企業の99%はB2Bであり、私を含めたビジネスの世界にいる人間からの認知度はきわめて高い「一流企業」がゴロゴロあります。そういった企業と出会う可能性を増やすには、「聞いたことない・知らない」という理由で見ないのではなく、知らない企業でもしっかりその企業のビジネスモデルを理解するように説明を聞いてみましょう。
その上で自分の専門性やスキル、能力、優位性と接点がなさそうなビジネスモデルであると判断したら、選択肢から外せば良いだけです。ビジネスマッチングとはこのビジネスモデルの、すり合わせそのものです。
「自分はビジネスの素人である」という冷静かつ客観的な視点をもって京大生が企業選びをしたら、他大学生は全く太刀打ちできないでしょう。
(本書参照ページ p.98 真の企業研究 p.130 OBOG訪問とリクルーター)
Q:ご講演ありがとうございました.京大生だということを強調しておられましたが,学生の側としては能力差があるという実感がありません.実際に差はあるのでしょうか.もちろん個人差が大きいとは思いますが考えを伺いたいです.
A:自身のアイデンティティをどこに置くかですが、京大生である自分から見て、自分の優越性がわからないのは当然だと思います。出身校不問の選考をする企業で、大学名や偏差値を隠して選考しても、結局採用された学生の大学が旧帝など上位校だったという話が人事では知られています。
京大生間での差は小さいかも知れませんが、社会人になって同窓間で競争することは、ゼロではないにしろ、可能性から言ってきわめて限られている訳ですから、「京大」という枠組はビジネスの世界においては無視できるのではないでしょうか。
他大学と比較して、良い意味で差別化できるから採用される、京大生は優位なのです。しかしその優位性を就活を通じて伝えられなければ、当然ですが京大でも東大でも就活で大苦戦する学生は一定割合で毎年います。
多分一割どころではないと想像します。どんな大学でも一定割合で就活大苦戦学生はいるのですから、それは大学名や偏差値のせいではなく、就活の戦略が間違っており、私が提唱するところの「受験メソッドから脱却できない」からだと思います。
いい年した中年でも、受験時代の偏差値序列を一生頼り続ける人もいます。人生のピークが受験だったのだろうと思います。しかし人生のピークがこの先の数十年で得られないのは、恐らく悲劇であり、そうならないためにも是非、戦略的な就活を実現して、京大生間での比較ではなく、自分の志望先において他の学生との差別化が実現できる、しっかりしたビジネス理解とそれに基づくES対策、面接対策の実行が必要です。
(本書参照ページ p.6 戦略思考で見る有名大学・一流大学 p.19 コンサル業界は苦かった)
Q:ビジネスモデルを理解し自分が貢献できる点で攻めるという点が非常に参考になりました。自分の可能性を想像して売り込むという事でしたが、仕方のない事とはいえ実績・根拠なしに説得力のある売り込みができるものか不安です。
A:私はロンドン大学の大学院修士課程に留学し、歴史学を学びました。帰国後の就活では「なぜMBAじゃないのか?」さんざん問われ、結果として、日本を代表する大企業にはほとんど書類も通過しませんでした。
一方、外資系企業への応募で、英語での面接を外国人マネジメントと行った場合、8割方採用されました。現代史における戦争の研究、特に植民地戦争におけるロジスティクスが勝敗を決めることなど、「補給線・補給戦」の重要さを学んだこと、それがマーケティング戦略においても同様に実効性を上げるだろうという意見を述べました。
ビジネスは実績が何より大事ですが、新卒学生はビジネスの素人。つまり実績など何もないのです。バイトなどの成果はビジネスのプロからは評価の対象外です。
つまり実績も根拠も無くて良いのです。
その代わり、人文科学の研究がなぜビジネスにも通用するのか、自分の学びがどう活用「できそうか」という説明は、自分以外の誰もできません。ここをしっかりと構築して下さい。
専門外の分野で就職を考えるのであれば、このつなぎ、ブリッジをいかに論理的に構築できるかが勝負だと思います。その上で新卒学生に対して実績や証拠を問うような会社は、論理的思考ができない会社だと、私なら判断します。
そうした職場、根性論、実績主義、名選手でないと監督(管理職)はできない的精神論が好きな会社、社風だと私は判断します。
「社風」とは「御社は良い社風ですか?」と質問したところで、何一つわかるものではありませんが、こうした会話を通じれば、かなりの確率で「社風」を想像できると思っています。
(本書参照ページ p.49 研究という武器 p.133 ES対策のカギはWhy&How)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>理科大生のためのインターンシップ・業界研究オンラインセミナー、10/27に続いて2回目となります。今回もたくさん参加してくれてありがとう。いただいた質問にお答えします。
戦略的就活について、特に理系の就活の全体像について詳しく知りたい人は、ぜひ本書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」をじっくり読んで、理解を深めて下さい。本書参照ページを付けました。アマゾンがほぼ欠品です。大学生協などで注文していただければ割引で入手出来る可能性がありますが、確実に手に入れるなら電子書籍をご検討下さい。
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Q:数学科に通っています。数学も興味があり、楽しいと思っていますが、気象予報士の資格を取りたいと思い、勉強を進めています。学校の学問とは異なることをするのは中途半端と思われますか?
Q:自分の専門と異なる企業に興味を持ち始めました。どういった貢献ができるのか,について考える上でポイントはありますか。
A:中途半端かどうかはわかりませんが、気象の勉強には数学は何一つ関わらないのでしょうか?資格取得のような一瞬ではなく、気象をキャリアにする、仕事として取り組んで生活を維持継続していくことが可能なら、職業でありキャリアになります。
その中で数学的な判断力や数学センス、ITを駆使した気象情報取扱いなど、数学の力が役立つならキャリアとしても意義があるでしょう。趣味で終わるものであれば、「理科大の数学」という勉強のバリューには敵わないので、就活とは切り離した方が無難だと思います。
興味を持った理由がカギで、自分の専門知識だけでなく、理系センス・数学センス・ITセンスなどの理科大優位性のある能力との接点があれば、高い可能性があり、なければ厳しい選択ということです。
興味があるのであれば、ぜひどうすれば自分の専門性が「関係ある」ように結びつけられるかをしっかり考えて下さい。あっさり「専門ではないから」程度であきらめるのであれば、専門外の選択肢は避けた方が無難です。
(参照ページ p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致)
Q:研究計画アピールに関するお話は共感する点が多く,大変勉強になりました.博士課程の学生のエントリー数はどれくらいでしょうか?あまりエントリーする企業を絞らない方がいいのでしょうか.
A:博士人材(博士後期課程学生とポスドク)の就職支援を長くやってきました。理科大にもかつて?(私も特別講座を神楽坂でやった)博士キャリア専任部署があつたはずなので、今どうなってるかはキャリアセンターなどに自身で確認して下さい。
目指す企業次第なので、エントリー数には個人差が激しくあります。
とはいえ、10社以下では全滅リスクがあり、30社を超えてまでクオリティの高いESが書けるとは思えないので、超人気B2C、B2B大企業、滑り止めになり得る大量採用(プログラマーやSEで、一般知名度の低いところ)といったグループ毎で偏りなくバランス取れたエントリーができれば、比較的安全に終活が、進むと思います。
博士学生は特に、ぜひ会社選びでは専門家の意見やアドバイスを受けて下さい。博士の民間就職を知ったアドバイザーでないと、自分の勘やら一般論で片づけられてしまい、ほぼ役に立ちません。(博士は就職できないとか専門分野しか採用しないとか全部デマ)
今現在の博士の就職に通じた相談員の先生を選ぶことが絶対条件です。
(参照ページ p.67 学部・修士・博士ごとのキャリア選択留意点)
Q:近年よく言われている「ガクチカ」は,理科大生としては研究や実験をアピールするのがよいのでしょうか。
Q:失敗経験どのようなものを書けばいいかわからないので,具体例を教えてくださると助かります。
A:今回お話ししたように、理科大生最大の武器である専門性に関わる失敗ということです。学部時代であれ大学院時代であれ、実際に実験や研究をしていれば、一度も失敗したことが無い人はいないはず。
ガクチカも同様に、せっかくの理科大ブランドを100%活用するのであれば、理科大生でなくとも誰でもできるバイトやサークルより、理科大の勉強や研究が最も説得力を持つでしょう。そのカギは単に成功した、上手くできたで終わらない「失敗経験」だと思います。
なぜ失敗したのか、どうすれば成功したのか、その原因や結果数値の分析、「失敗」という評価の理由など、専門的な内容ではなく、その外観を部外者にも説明できるようであれば、きわめて高い説得力を持つでしょう。
ぜひ面接に通じて、研究説明も対応できる相談員の先生と練習して下さい。
(参照ページ p.49 研究という武器)
Q:私は経営学部生です。でも「理科大の強み」については同様のことがいえるのでしょうか?
A:先週の講座でお答えしたことが丸々回答となりますので参照して下さい。
http://rikei.rm-london.com/?eid=380
Q:本日はためになるお話ありがとうございました。まだ、1年生ですが、まずはこのあとのセミナーに参加してみようと思います。
A:その通り!「まずは実行!」が出来れば鬼に金棒状態です。
そうした行動様式を1年の内から身に付けておけば、まず就活において困ることはないでしょう。
誰がどんな根拠で解説しているのかも不明な「就活サークル」のような団体で練習した結果、理科大生に求めるものとは全く的外れな自己アピールなどし始める人を何人も見たことがあります。
そのような間違った準備は就活の成果を上げるどころか、理科大生の優位性を捨てているだけです。非常に危険なことなので、大学や生協、少なくとも私含めて所属や業績をきちんと公表して、実績と信頼に基づいた指導だけを受けるようにすれば、間違った方向には行かないでしょう。
(参照ページ p.97 企業選びの視点)
Q:私は化学科で、研究室に入らない予定なのですが、9割は研究室に入るため、もし面接で入らないことをつっこまれたらどのように答えるべきなのか分かりません。初歩的な質問で申し訳ないです。
A:学部3年ということでしょうか?なぜ入らないのか理由にもよりますが、研究室に所属しているかどうか、採否に直結するとは思えません。普段の勉強の中で行った実験や研究の話をすれば良いと思います。
「研究室」というユニットは大学内だけのもので、よく企業面接の自己紹介で「増沢研究室の〇〇です」という人がいますが、ほぼその研究室名は教授の名前だけなので意味がありません。
それより「東京理科大学理学部化学科3年の増沢隆太です」が正しい所属となります。
もし面接で研究室所属について聞かれたら、そのまま話すか、自分なりのアピールになる理由を付けるかなど、面接対応の中で作戦を立てましょう。
(参照ページ 本書参照ページ:p.142 自己紹介
ぜひこっちも参照「戦略思考で鍛える「コミュ力(りょく)」(祥伝社新書))
Q:就活と関係ないかもしれませんが、少子高齢化が進んでいる日本に生まれて、日本で働き、日本で死ぬことはできるでしょうか。海外に行く、留学に行くことに関して意見をいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
A:何でも聞いて下さいと:言っているので全く問題ありませんよ。
将来のことは誰にもわかりません。仕事や経済環境はもちろん、病気や天災など、人間のコントロールを超えるのが未来なので。
私自身が30年前に留学しているので、当時と環境が全く違うのはさておき、たいへんだった分だけ行った価値がありました。
当時はまだインターネットがなく、メールもありません。すべて郵便や電話でしか手続きできない時代。しかし不便な環境をサバイブしたことは確実に地力になるし、逆に何でも揃えてもらった環境では成長はありません。
答を探す/もらうのではなく、答を造り出す力が、私は文系なのに英語ができず(当時の大学院留学最低基準TOEFL600PBT=TOEIC900??程度だったのでネイティブとのディスカッションはほぼ無理)にとても苦労した留学の最大の成果だと思います。
(参照ページ p.43 英語力、外国語能力 p.44 資格)
Q:学部生2年です。浪人生なので高校時代の同学年の友人の就活の話を聞いて焦りを感じたので参加しました。建築学科に所属しているのですが、この二年近くを振り返ると課題と時間に追われて終わってしまったような気がしてしまい、虚無感を感じていましたが、今回のお話を聞いてこれからの過ごし方を少し変えるだけでも自分の強みに気づくことができそうだなと思いました。貴重なお話ありがとうございました。
A:就活は初めて体験するという人が普通なので、どうしても周囲の同級生や元同級生など「学生」の意見を聞きたくなるものです。
しかし正解のある受験勉強と絶対的に異なり、就活=採用活動というビジネスの一環には正解がありません。人のマネをしても同じ結果は得られないのです。
この学生ルールからの卒業ができた人から成果は得られるでしょう。逆にいつまでも受験成功体験から抜けられず、偏差値序列のような数値的企業ランクにこだわるような人も就活は無理です。
学生が間違いなのではなく、ルールが違うので、違うルールで成果を出す住建や大学の勉強と同じ手法は役に立たないだけです。いたずらに他人の話を聞けば、不安になって就活で自信を失った人は山ほどいます。
しかし周囲の人の話を聞いたおかげで内定をゲットできたという例は、15年間の就職指導で何千人もの学生と相対してきましたが、一件もありません。
つまりここまでがんばってきた建築の勉強一筋の姿勢は全くダメじゃないどころか、就活の王道を進める準備をしてきたことになります。 建築関係はビジネスとの接点も強力ですが、建築以外の分野においても、しっかり勉強して思考を鍛えていれば、さまざまな選択肢もあります。
このアイデアは他のことでも使えるのでは?この発想でこんな解決ができた・・・など、勉強において成果が出たことを、他の環境条件下でも有効な成果になり得ないかなど検証してみて下さい。
(参照ページ p.25 就活ナビの影響)
ITmedia ビジネスオンライン
「就活学生が一番知りたい「社風」は、首都圏直下地震で分かる 増沢隆太」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2110/12/news091.html
Q:根暗なのですが面接が心配です。
A:根暗かどうかと採用は全く関係がありません。根暗=面接無理、という発想がビジネスのものとは異なっています。
面接で求められるコミュニケーションとは何か?面接では何をすべきなのかという、ビジネスの視点をもってしっかり準備をして下さい。パリピ的なコミュニケーションは理科大生が望むような多くの就職先企業のビジネスにおいては一切問われないでしょう。
(参照ページ p.139 個人面接)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>理科大生のためのインターンシップ・業界研究オンラインセミナーにて講演しました。
当日参加してくれた皆さん、特に呼びかけに応じて質問を寄せてくれた方、こんな感じでぜひこれからも「爪跡を残す」を合い言葉に、チャレンジして下さい。
また戦略的就活についえ、特に理系の就活の全体像について詳しく知りたい人は、ぜひ本書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」をじっくり読んで、理解を深めて下さい。本書参照ページを付けました。アマゾンがほぼ欠品です。大学生協などで注文していただければ割引で入手出来る可能性がありますが、確実に手に入れるなら電子書籍をご検討下さい。
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Q:今回お話してくださった内容というのは、経営学部の学生にも当てはまりますでしょうか?(理系の学生に向けた話のように感じたため、質問させていただきました。)
A:「専門性」という強み・武器を生かし、それを評価する組織=企業を探すというアプローチは、理科大のような上位校と呼ばれる大学・院は共通です。
逆のどこの大学の学生でもいえるサークル・バイト話であれば、理科大生である必要性がなく、差別化ができません。このように常に競争においては、自分中心、自分のことだけでなく、競争相手を意識し、差別化することで成果につながるという競争戦略を、経営学部であれば理解できるでしょう。
戦略的な思考ができることは、経営学知識よりはるかに実践性が高いものですから、行動そのものを通じて自分自身のコンピテンシーをアピールする手法は、何一つ違わないと思います。
(本書参照ページ:p.5 戦略思考)
Q:自己PRで勉強の仕方を推すのはありですか。
A:自己㏚は自分の言いたいことをアピールするものではありません。応募先企業が評価するものを、自らしっかり提示し、わかりやすくその能力を伝えることが目的です。
「勉強の仕方」を説明することで、さすが理科大生だという評価が得られるならアリ。他大学と何が違うのかわからないようなものであればナシという、中身次第といえます。
ESでも面接でも、自分のアピールではなく、相手が求めるアピールとなっているかどうかを必ず検証して下さい。
(本書参照ページ:p.40 コミュニケーション能力)
Q:現在B2なのですが、企業研究以外に今特別にやるべきことはありますか
A:まだB2であれば、あわてて就活をするより、まずは目の前の勉強に注力し、同時に機会があるごとに企業を調べておくようにすると、来年の本番時に役立つでしょう。
普段の勉強において、日常生活で気になる製品やサービス、ニュースで目に入った新製品など、どこが何のために作っているのかなど、いちいち見るたびにスマホでメーカーや事業者を確認して、Webサイトで何をやる会社なのか見ておくようにすると、企業知識がどんどん増え、さらにはビジネスセンスやビジネスモデル理解能力が身につきます。
さらに専門の勉強内容を、他人できれば全く知識のない人に説明するよう心掛けておくと、これまたコミュニケーション能力が養えます。難しい話を専門家同士で話すのは当たり前で、全く就活の練習にはならないので、学部学科が異なる友人や全く知識のない文系やお母さん世代の人に伝えられたら、相当な説明能力があることになります。
(本書参照ページ:p.97 企業選びの視点)
Q:強みを見つけるための自己分析とは、具体的にどういったことをすればよいのでしょうか。
A:詳しくは本書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」p.62 仕事は「つくる」「売る」「支援する」がカギ を呼んで下さい。
自分の果たす役割が何か、どうやってそこに強みを発揮できそうか、「企業目線でか考える」ことが重要です。自分自身の理解も重要ですが、そもそもそれを確実に理解できるツールがある訳でもなく、これまでの人生の何倍もの時間を企業人として生きる以上、あまり過去は振り返っても生産的ではないのではと考えます。
理科大生なら特に自己分析などなくとも、専門性とその企業のビジネスのつながりを理解し、つながる部分で強みがあれば、それをどうやって説得するかを考えるのが一番の早道で、効果的な方法だと思います。
(本書参照ページ:p.33 自己分析の意味 p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致)
Q:学部2年です。学部3年の就活の時は勉強を武器にするということですが、専門的な勉強の売り込み方が分かりません。資格等で証明するということでしょうか。
Q:自分の強みはいくつ持っておくべきでしょうか?
A:資格というのは能力を第三者が証明してくれることに価値があります。そのような資格が理科大生の専門分野においてもあるなら有効ですが、そのようなものはありますか?
資格の多くは研究ではなく、簿記や英語のような実務能力を証明するものでしかないので、理科大生の能力証明は無理のように思います。さらにいえば研究能力の「証明」の必要がないと考えます。
ではどうするか。なぜその研究をしているのか、なぜその実験が必要なのか、なぜその対象なのか、なぜその手法・プロセス・・・という「問題意識」をせつめいするのはどうでしょう。
なぜ研究するのか、何を明らかにしたいのかを説明することで、漫然と研究する人はいないはずなので、目的意識をもって問題解決に向かう能力を説明できます。
それがあれば強みであり、武器を持っていることになるでしょう。
あくまで研究もまだ途中なので、成果は無くて問題ありません。その代わり「なぜなのか」という問題意識はしっかり説明できるようにして下さい。
それ以上の強みは無いと思いますので、理科大生であれば、たいしたことのない強みをいくつも披露する必要は全くありません。
(本書参照ページ:p.44 資格 p.49 研究という武器)
Q:面接最後の逆質問などでフィードバックを求めるのはよくないのでしょうか。
A:企業の方はビジネスの一環で採用(ESや面接など)行っているのであり、フィードバックを求めるというのは、完全に自分のためだけの練習材料となるのではないでしょうか。
自己都合の練習に企業が付き合う必要はありますか?あれば説得力があるし、なければ逆質問でわざわざ行う必要がないことになります。
逆質問という、ビジネスセンスや最終アピールのチャンスを、企業の人に何一つメリットのない自己フィードバックで潰してしまうのは実にもったいないと思います。
キャリアセンターで面接練習すれば、フィードバックはいくらでももらえますので、本番の貴重なチャンスをつぶしてまで練習に使うのはやめましょう。
(本書参照ページ:p.130 OBOG訪問とリクルーター)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>私が10年以上にわたってキャリア指導をしていた東工大での就活講座。遅くなりましたがいただいた質問やコメントに以下、答えてみました。
ぜひ東工大生向けに書いたキャリアデザインの教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ(p.〇〇)付近を読んでいただいて、理解を深めて下さい。
アマゾン欠品続いてます。
東工大生協で注文するか、電子書籍オススメです。
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Q:自己分析にどの程度時間をかけるべきでしょうか?
A:東工大生に代表される理系学生、特に大学院生は自分の専門領域という最強の武器があります。これを差し置いてまで分析する自己などあるのでしょうか?東工大生であれば、ほとんど必要ないのではと感じます。
また自己分析という科学的に証明された手法がある訳ではなく、何となく子どもの頃のことやら性格やらで、将来を占うレベルの自己分析はやってもやらなくても良いのではと思っています。
なぜこんな」自己分析にネガティブかというと、私がビジネスマンだからです。ビジネスの世界で自己分析などという言葉はありません。就活「業界」用語なので、就活講師(私もその一味だけど)だけが重要だといっているのではないかと思われます。
それよりも、自分の専門性とビジネスの接合が可能なのか、どうすればつながるのかなど、就活業界視点ではなくビジネス視点で俯瞰する方が東工大生には薦められます。
(参照ページ p.34 自己分析の実際 p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致)
Q:学部卒と院卒で就活にどのような違いがありますか?
A:東工大生であれば9割以上が院進するのですから、「スタンダードが院生(修士)」となります。東工大をわかってる企業から見たら「なぜ院進しないの?」というのが普通に湧く疑問でしょう。
そうした疑問にいちいち答えなければならないめんどうが東工大学部生にはあります。ただ、東工大をよく知らない企業も(名前は絶対知っていても)あるので、だから就活がうまく行かないということはありません。
また学部生のメリットは修士生より2才若いこと。文系就職などの専門外就職であれば、少しでも早く実務職務経験を積んでおける方が優位性はあります。
逆に専門性の低さから、大企業の研究職などは限りなく難しくなります。製薬会社のようにドクターがグローバルスタンダードになりつつある業界もあるので、どっちが有利かではなく自分の志望で判断で良いでしょう。
(参照ページ p.67 学部・修士・博士ごとのキャリア選択留意点)
Q:学部生で、研究室も決まっていないのですが、どのくらい大学、大学院の研究が就活への影響になるのでしょうか?
A:東工大生を採用するのに、研究や勉強ができなければ、そもそも東工大生である必要がありません。
中堅以下の大学学部であれば、勉強で差別化ができないので、結果としてサークルやバイトのネタ合戦、盛り合戦で不毛なレッドオーシャンを戦うことになるでしょう。
しかし東工大生の戦う場はそこでは無いはず。
中堅以下の大学の学生が志望する企業や職種とは違うはずなので、そうであればしっかり勉強して、院に進んでしっかり研究できるよう学部生の内から仕込んでおくことは不可欠です。
IT業界など人手不足業界であれば、そこまで成績や研究については問われないでしょう。大企業・メーカー志望であれば確実に研究に打ち込んでいることが優位性を発揮します。
(参照ページ p.61 専攻と仕事)
Q:就活と院試の勉強を同時並行で進めるのはありだと思いますか?
A:タイミングが違うので両立できるはずです。
就活は3/1をピークとして、それまでも早期選考や超早期採用企業などありますが、メインは3/1開始なので、恐らくB4夏??の院試まで間があるはず。
逆に院試対策に半年以上必要なのでしょうか?院進するにしても学部生で一度就活してみるのは悪くない経験だと思います。
(参照ページ p.55 公務員)
Q:先ほどの就活情報のurlをチャットで頂いてもよろしいでしょうか
A:もう今見てくれてるこのサイトでした。
尚、東工大生ならITリテラシーは必須です。講師名からだけでも検索できるはずなので、今後も必要な情報はまず自分で探してみると検索能力が向上します。(「増沢」「理系」「就活」などで一発で出ます)
Q:ありがとうございます
A:コメントありがとう。礼儀正しいことはとても就活で重要です。
説明会などでもお礼メールはきわめて有効です。それはお礼することに意味があるのではなく(もちろん礼儀正しいことはプラスだが)お礼メールによって関係性維持につながるからです。
メールアドレスなど聞けたなら、先日はありがとうございました、とメールしておくだけで、エントリーするかどうかなど関係なく、必要な時に「10月の生協説明会でお話聞いた東工大の〇〇です」といって、連絡ができます。
わずか1分足らずで関係性を作っておけるなら、ものすごいコスパの良い作業だと思いますので、ぜひ実行して下さいね。
(本書参照ページ p.130 OBOG訪問とリクルーター)
Q:IT系のインターンに一回行ったことがあり、他の参加者より明らかに自分の技能が低く盛大に失敗して凹んだのですが、そんなでも参加することに意味はあるのでしょうか
A:学生であるあなたが「技能が低い」と感じたからではなく、プロであるインターン先の評価を聞いて下さい。
学生はビジネスの素人。企業の人がプロであり、就活はプロだけがその評価を下せます。
就活相談やES添削、面接練習を「絶対に学生同士ではやってはいけない」と東北大生には強く指導しています。
学生ではプロの見方をできないからです。内定を取った先輩どころか、わずか数年働いただけの若手社会人も、実際の面接官を務めたり、ましてや面接結果の評定に参加することはまずありません。そうした採用メカニズムを知らない人の意見は企業価値と異なる恐れがあるので避けて下さい。
(かといって現役退いて何年も経つおじいちゃんの意見は、やはり同じ理由で今風の採用動向を反映していないので避けた方が良いでしょう)
インターンに行くなら、必ず何か爪跡残す、成果を上げて帰ろうという計画をもって参加すると有意義です。それは自己判断では絶対になく、せっかくの企業人との交流なのですから、ぜひとも企業の判断や評価を聞いて下さい。
「自分は今回のインターンシップでのパフォーマンスに自信がないのですが、どんな点を改善したら良いですか」と聞けば、多分アドバイスいただけるのではないでしょうか。
(本書参照ページ p.118 インターンシップ)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>10/25・27の農工大就活セミナー、参加してくれてありがとうございました。QAでいただいた質問に応えます。
回答まとめたので参考にして下さい。
ツイッターはこちら
限りあるスペースで回答しており、説明不足も多いと思います。教科書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」参照ページ付近を読んでいただくと、全体像がわかると思います。見出しと中身が違うのでは?と思うかも知れませんが、見出しタイトルではなく中身を読んで判断して下さい。
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Q:修士課程への進学を考えているうえで学部生のうちに就活としてやるとよいことは何でしょうか
A: 修士と比べた学部生の優位点といえば、時間です。企業には申し訳ないですが、あえて進学とは言わずにインターン、できれば修士になったら難しい長めのものに参加はどうですか。1週間〜1ヶ月くらいで、1社にじっくりインターンに行く。
どんな会社でも、どんな職種でもよく、研究職志望でも営業やSEなど、あえてあらゆる産業にある職務を体験しておくことで、就活本番で抜群のネタになるのではないでしょうか。
研究を仕事にしたいので、研究ではない職務で研究の位置付けを体験して、さらに企業での研究への意欲が固まったなど、説明も可能では?
この話をすると、インターンで営業なんかやったら、就活本番でも営業すすめられタラどうするのだと、反論されたことがあります。
嫌ならその会社を断れば良いだけです。
インターン職務で配属を確定するような企業があるとは思えませんが、それは会社の自由なので、そのような一方的で意味不明の意思決定する会社だと、入社前にわかって逆に意味があると思います。
(本書参照ページ p.67 学部・修士・博士ごとのキャリア選択留意点)
Q:貴重なお話ありがとうございました。強みとして専門性が武器となるとおっしゃっていましたが、農工大以外の理系学生も専門性を磨いているように思います。農工大にもブランドがあるとはいえ、それは他の大学もそうかと思います。具体的に他の理系学生(他大はもちろんほかの農工大生)とどのように差別化をしていけばよいのでしょうか?
A:おっしゃる通り、この話は国公立上位校であれば、かなり広く共有できるでしょう。一方、皆さんの研究は学科専攻が同じなら皆同じなのでしょうか?
どう考えても細かいテーマ設定や問題意識、アプローチ方法や手法など、同じはずがありません。学生から見れば就活ですが、企業から見れば「採用活動」というビジネスであって、テストではありません。微細な違いや視点、発想着想、失敗経験などを通じ、他人である企業の人にそうした目的やアプローチ、現状をしっかり説明できる人と、「大雑把に言えばライフサイエンスの勉強しています」が同じ評価になるはずがありません。
研究「成果」ではなく問題意識や説明の仕方によって無数の差別化ができるはずですので、しっかり表現を磨いて下さい。
(本書参照ページ p.49 研究という武器)
Q:お話ありがとうございました!修士や博士は新卒でも企業が使いにくいと言ったりしますが実際はどうなのでしょうか。よろしくお願いします。
A:農工大修士であれば、就職採用において不利になることは絶対にありません。もしデパートの店員さんやホテルの接客などサービス業界を目指すのではない限り、不利は一切ありません。
博士は業務内容によって、やはり接客サービス業であれば、不利になる恐れはあるでしょう。
この手の「就活アドバイス」を聞いたり見たりした時は、必ず誰が、どんな根拠で言っているかを確認して下さい。ほとんどの「情報」は何となくそうだとか、昔からそう言われているから程度の根拠のない思い込み、個人の感想(ひろゆきさん風)だと感じます。
そのような情報は全く農工大生の役に立ちませんので、無視して下さい。就活のウワサ・極秘情報のおかげで就活に成功したという例を15年間、万単位の学生と接して一度も聞いたことがありませんので、無視した方が確実に有利です。
人間は悪い情報が耳に入れば動揺します。それが間違っていても勝手に脳が動揺してしまうので、意味のないアドバイスは無視するのが最善なのです。では頼りになる情報とは何でしょう?
根拠に基づき、発信者の指名所属を明らかにしている情報だけです。
キャリアセンターの相談員の先生や、私自身も指名も所属も公開して、就活本やビジネスコラムを発表し、テレビや新聞雑誌、ネット記事での意見発信をしています。
間違った情報であれば、そうしたスクリーニングにより排除されるはず。
よく理解できない「情報」に出会った時は、是非その根拠を確かめて下さい。根拠に説得力のない情報は捨てましょう。
(本書参照ページ p.76 自称「四流大学」学部出身の修士学生が逆転 p.6 戦略思考で見る「有名大学・一流大学」)
Q:現在学部生で,院進学を考えています.学部と院での就活の違いと,それぞれのメリット・デメリットを教えていただきたいです.
A:学部卒は年齢が修士卒より2才若い=よりフレキシブル、より幅広い職務で対応の可能性が広がるなどでしょう。いわゆる文系就職であれば学部生の優位性が考えられます。(コンサルタントなどはもはや文系就職ではないのであてはまらない)
修士はより専門研究を進めていること、知識だけで無く問題設定、課題の取組み、発想が学部生より進んでいるはずという根拠で、研究職なら必須条件となります。(ベンチャー、中小企業除く)
デメリットは上記の逆です。学部生=専門性が低い、修士=フレキシブルさが劣る
しかしいずれも個人差レベルの違いにすぎず、戦略的に企業目線を持った就活が実現できれば、全く問題なく進路決定できています。志望する会社に採用されるための対応次第で乗り越えられるハードルばかりです。
唯一、学部生は大企業製造業での研究開発職は、多分例が少なくて厳しいと思います。もちろん絶対不可能だとは思いません。
(本書参照ページ p.61 専攻と仕事)
Q: 最近、志望業界を決めるため大まかに業界を調べています。しかし興味がわく(やってみたいと思える)業界を見つけることができません。興味以外で業界を選別する方法はありますか。
Q:一点質問させていただきます。増沢先生は応募先の企業をどのように絞ることを推奨されますか?興味や福利厚生などを関係なくフラットに企業を探していますが、かなり選択肢が増え絞り込むのが難しく感じています。
A:「業界研究」というのは昭和の時代からある手法ですが、「就活は業界研究から」というのはもはや平成でもなくなった令和の今、私は不要と考えます。
業界研究が悪いのではなく、もはや「業界」というくくりで企業をグルーピングできないケースが増えているからです。興味が持てないのはある意味当然だと思います。
もちろん無限大の時間と余裕があれば、知識があって損することはありませんので、これまでの業界研究は決して無駄にはなっていませんからあんしんして下さい。
一方、多忙な農工大生は、そこまでできないのが実際なので、いきなり企業を1社決めて、そこへのエントリーシート(ES)準備から入るのはどうでしょう。
はなはだ乱暴だと思いますが、時間が無い時は、具体的なESから入ることで、企業が何を求めているのか逆算しやすいのです。
最終的にその会社にエントリーするか、内定を得られたら入社するかは後で考えれば済みます。
たまたま今日の説明会に来ていた会社の話を聞いて、悪くない感じだったのでよくわからないけどESを書いてみる・・・程度でどうでしょう。
そうすれば企業のビジネスモデルをわからなければESは書けないので、企業HPを調べ、事業情報・製品サービス情報を調べて、志望動機が書けます。
ビジネスモデルがわかれば、自分の強み(武器)がそのビジネスに有効であるという最強の自己アピールが書けます。
社風やら福利厚生やら、判断が難しい情報をいくら調べても恐らく決断はできないでしょう。そもそも悪い情報を外に出すことがないからです。そんな調べてもわからないことより、その会社のビジネスの仕組み=ビジネスモデルをちゃんと調べて、製品サービスを理解することが、判断の決め手となると思います。
こうして練習を実戦で行えば、ビジネスモデルの見方が訓練され、製品サービスを見る力が身に付きます。何より興味を持てる対象が見つかる可能性が高まるでしょう。
その上で最終的にエントリー先を見ていくなどで、精度の高い選択ができると思います。
よく進められない時は一人で悩まず、必ずプロの相談員の先生に聞いてみましょう。ビジネスを理解した方でないと意味がないので、必ずプロに聞いて下さい。
(本書参照ページ p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致 p.98 真の企業研究)
Q:浪人した経験は、どのように生かすことができますか。
A:あなた次第です。その挫折経験が生きた、現役では経験できないこと・思いを得た等、自分自身の浪人時代を振り返って、そのメリットやポジティブなことを書いてはどうですか?
ちなみに私は1浪しても希望の東京外大には入れませんでした。それで人生が早くも終わったと思いました。
その代わり、すべり止め大学にしぶしぶ入る以上は、どんなことをしてでも自分が行けなかったエリート大学卒業者と同等以上の給料をもらってやろうというがめつさ(就活用にいうならガッツ)を身に付け、その後仕事において成果を出せるように精進しました。なぜなら私にはバックアップとなる有名大学卒の肩書きが無いからです・・・・ということになりますかね。
(本書参照ページ p.147 就職留年)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>10/25(火)18:30!東北大学全学部全研究科向け「就活スタートアップセミナー」が開催されます。
東北大生であれば、学部、研究科を問わず、誰でも参加可能です。事前予約(登録)が250名を突破したようですが、オンライン・ライブ講座なので、まだまだ参加可能です。
https://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/carrier-wpsys-v2/wp-content/uploads/2022/09/startup221025.pdf
東北大生はこちらから「学籍番号」入力で予約可能です。
https://www.ihe.tohoku.ac.jp/tohoku-career-yoyaku_web/_event/index.cgi?id=CqNX2xB
キャリア支援センターではこれまでも毎年、この時期にはスタートアップセミナーを行ってきました。
ただその際の講師は外部の就活情報会社の方が行っていたため、私は少々ツッコミ不足、特に理系の就活については自己分析よりもっと大事なことがあると感じていました。
今回もスタートアップをもっと学生が即使えるような、東北大生特化の内容にすべきと提案したところ、「んじゃお前がやれ」と言われてしまいました。
実は私がそもそも東北大学に来るようになったきっかけは、当時東工大でキャリアを教える教員だった時でした。キャリタスや日経、マイナビなどさまざまな就職情報会社ともお付き合いがあり、外部セミナー講師もたくさんやっていました。
その中で、東北大学のキャリア支援センターの、就活シーズン本格化に先駆けたスタートアップセミナーをというお声かけをいただき、3年連続で東工大教員だった私が、オープニングを担当しました。
当時は対面講座だったので、セミナー後も質問してくる東北大生がたくさんいたのを覚えています。
今回はオンラインですが、ライブ放送なのでその場での質疑応答にもお応え予定です。
また文系と理系を混ぜて講義しますが、コンテンツ内で「文系の強みを生かす就活」「理系の強みを生かす就活」など、パートは分けます。
・何から始めて良いかわからない
・インターンに行けなかった
・行きたい会社の決め方
・企業の探し方
などなど、年内に、何を、どこまでやるべきかなど、志望や所属属性に応じて、考え方のヒントを得ていただければと思います。
尚、11月終わり〜12月には、生命科学研究科と高等大学院機構 博士人材育成ユニット(PhDC)ジョイントで、理系大学院生のための就職対策講座パート1「企業研究」、パート2「ES・面接対策」を行う予定です。
これはまた生命科学研究科キャリア支援ページや所属研究科からの案内メールを参照して下さい。
JUGEMテーマ:就職活動
]]>過日10/19開催しました、東工大セミナーでの、弊社増沢にいただきました質問とその回答ですが、申し訳ありません。
週末公開ができなくなりました。
来週末、遅くとも10/30までにアップする予定です。
東工大生の皆様には申し訳ありませんが、お待ちいただきますようお願いいたします。
弊社個人キャリア支援/キャリア相談サービスご利用の方には、予約変更はありません。
現時点で予約が成立している回の増沢とのオンライン面談は予定通りとなります。
引き続きよろしくお願いいたします。
株式会社RMロンドンパートナーズ
JUGEMテーマ:就職活動
]]>10/16(日)の京都工芸繊維大学セミナー。大規模な大学ではないものの、優秀な理工系大学として多くの企業に評価されています。参加してくれた皆さんからの質問にお答えします。
一言では説明しきれないことが多いので、ぜひ本書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」をじっくり読んで、理解を深めて下さい。本書参照ページを付けました。(アマゾンが多分欠品なので電子書籍などご利用下さい。
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Q:3月からは考えるじゃなくて行動なんですね
A:そうです。3月から行動するためには、それ以前に考えておかなければ間に合いません。
毎年就活で失敗する学生は常に同じ。行動のタイミングが確実にずれています。
大学主催の企業説明会や民間就活イベントなども2月以後、最活発化するはずなので、ぜひそれらのチャンスを活かすべく自分の強みの検証と、そうした説明会に来ている「知らない会社」のビジネスモデル理解を進めておいて下さい。
(「本書」参照ページ:p.114 活動計画)
Q:他己分析はしてもらったほうがいいですか
A:就活について絶対的に必要なのはプロの視点。学生は何社も内定をゲットできた内定長者だろうと、誰だろうと全員素人なので、プロではありません。必ずキャリアセンターの相談員の先生など、プロに意見を聞いて下さい。
そもそも理系で、京工繊生であれば、他己分析などなくとも強みや、その強みを評価しそうな企業探しはできると思いますが、時間に余裕があるなら何をやっても損はありません。
優先順位は決して高いものではないので、あくまで研究や勉強に余裕がある人だけで十分でしょう。
(「本書」参照ページ:p.33 自己分析の意味)
Q:夏に応募して通らなかったインターンについて、ESの見直し方はどのような点を見直していくべきでしょうか。
A:まずそのESの何が悪いか、絶対にプロに見てもらう必要があります。学生や、社会人経験5年以下くらいでは、採用という意思決定に関与できないので、なぜ良いか悪いかを判断できません。
インターンと採用は別、とはいうものの、選別するのはあくまで企業。大学のテストとは全く別の視点で審査されます。その審査基準、企業の価値観から見直しアドバイスがなければ、見当違いな修正となり就活においては逆作用してしまう恐れがあります。
プロの手にかかっての見直しは、この先の就活本格化に向けて今やっておくと確実に効率的就活ができるようになるきわめて有意義なものと思います。
企業の人事制度は日々刻々と変ります。私は企業の人事からの相談を受ける専門家(「日本の人事部」相談員)ですが、今の人事制度を知らない人の意見はほぼ参考にならないので、価値判断においては絶対に、現在のビジネスのことを理解している専門家であるキャリア相談の先生に聞いてみて下さい。
(「本書」参照ページ p.109 初任給の額や退職金)
Q:インターンシップは選考に関係ないとあるのですが、今後の早期選考に関係ある場合はあるのでしょうか?
A:インターンシップも本採用もすべて企業にとってはビジネスの一環です。その応募先企業がすべてを決めることができます。大学入試、センター試験などと決定的に違うのはこの点。
ゆえにインターンと採用が直結するかどうかも、「その会社」が決めます。A社は直結だけど、B社は関係ない、C社は職種によってインターン結果を重視する・・・などさまざま。
ただし、この説明会も、インターンもビジネスとして行っている以上、インターン結果を一切採用に生かさない企業ってあるのでしょうか?
インターン結果、これはダメだと思われれば恐らくその情報は採用においても何らかの形で影響するかも知れません。
理系学生、特に院生は時間がないので半日〜1日程度のオンラインインターン以外、なかなか参加できないというのも普通のこと。インターンには全く行けずに、本選考で内定を得た人はいくらでもいるでしょう。
「早期選考」は、インターン参加者の最大のメリットといえるかも知れません。インターンに行かない限り早期に選考したくてもできませんが、インターンで一定時間をその企業と過ごすことで、人物評定やポテンシャルは評価できます。
インターン参加者が本選考前にエントリーしてくれれば早めに選考するというのが早期選考です。コロナが初めて勃発した年、本選考がのきなみ中止になりましたが、コロナ蔓延前にインターン参加していた学生の一部は、正にこの早期選考の恩恵を受け、早々と内々定を得た人たちがいました。
(「本書」参照ページ p.130 OBOG訪問とリクルーター)
JUGEMテーマ:就職活動
]]>10/14 大阪大学 阪大生のためのインターンシップ・業界研究オンラインセミナーにてオープニング講演を務めました。
当日参加してくれた皆さん、特に呼びかけに応じて質問を寄せてくれた方、絶対にこの先の就活で成果につながりますので、ぜひこれからも「爪跡を残す」を合い言葉に、チャレンジして下さい。
また戦略的就活についえ、特に理系の就活の全体像について詳しく知りたい人は、ぜひ本書「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」をじっくり読んで、理解を深めて下さい。本書参照ページを付けました。アマゾンがほぼ欠品です。大学生協などで注文していただければ割引で入手出来る可能性がありますが、確実に手に入れるなら電子書籍をご検討下さい。
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Q:学部生は研究以外でどう生産性をアピールしますか?
A:「研究以外」とは、大学院で取り組む研究ではなくとも、大阪大学の学部学科での勉強が生産性寄与に資するという意味です。バイト、サークルは阪大生でなくとも誰でもでき、またその成果も全く他人には判定ができないので避けてはどうかと推奨しています。
今やっている勉強は学科やゼミ、研究室などの単位で何らかの専門的なテーマや分野が決まっていませんか?「理学」とか「工学」のような広過ぎるくくりではなく、「私が阪大で勉強しているのは◯◯だ」と人に説明できるものが専門分野です。
学部生はその勉強を進め、知識を深め、自分なりの疑問が解決するため実験やリサーチをしているのではないでしょうか。そのような疑問=課題であり、問題意識といえます。それを解決したり究明する活動を行っていることが、あなたの課題解決能力です。
専門的な知識や実験スキルなどによって、その成果はさらに磨かれている=常に向上を目指す意欲を持って課題に取り組むなど、実例を交えて、その会社の事業において成果を出せそうと言う期待を説得できれば、やはり大阪大学ブランドは確実に後押ししてくれるでしょう。
(本書参照ページ:p.62 仕事は「つくる」「売る」「支援する」がカギ p.107 文系就職で成功するには)
Q:インターンは短期でいっぱい参加するのか、長期で絞って参加するのかどちらがよいのですか。なるべくエントリーを多くした方がよいですか。
A:自分のスケジュール次第です。学生である皆さんは、社会人と少しでも接点を持って損することはありません。しかし特に理系の場合は時間がなく、文系学部生の一部のように1週間どころか1ヵ月半年というような、学業そっちのけの長期インターンは不通は無理でしょう。
オンラインで半日〜1日ならスケジュール調整可能など、各自の都合に合わせて判断し、行けるなら行ってみましょう。難しければインターンに行くこと=採用ではないので、今日のような説明会でできる限り交流し、爪跡を残すよう活動する必要があるでしょう。
(本書参照ページ:p.118 インターンシップ)
Q:留学で一番大変だったことは何ですか?
A:もちろん英語です。当時TOEFL600以上(PBT)というのが大学院入学水準で、文系のくせに英語力ゼロだった私は、会社員をしながらひたすら英語を勉強して、結局留学するまで5年以上かかってしまいました。
しかし当時のTOEFL600≒TOEIC900くらい、などでは全くディスカッションに参加できませんでした。大学院の先生の講義とニュースのアナウンサーの英語のような標準語以外、方言丸出しのイギリス人の英語は、およそ英語とは思えないほど何一つ理解できませんでした。
ろくに日本人もいないような孤独な環境(まだインターネットなどない時代)自分のガールフレンド(大阪在住)と毎週「手紙」でやり取りするという、原始時代のような生活でした。
ただこの結果、英語で勉強も生活もするしかない環境に追い込まれ、帰国直後に受けたTOEFL615が、生涯最高値となり、しかもリスニングパートは1問しか間違えませんでした。(普通は文法パートで満点を取って600以上が得られる)
(本書参照ページ:p.43 英語力、外国語能力 p.44 資格)
Q:就活する上でどういったことを重要視するべきだと思いますか?
A:自分の何が強みか、客観的に知ることがスタートです。自分の能力で何ができそうか、そのためには企業ではどんな仕事があり、どんな能力が必要ななど知る必要があるでしょう。
今日のような説明会に積極的に参加し、ただ説明を聞くだけでなく、自分でその企業のビジネスの仕組みを理解し、それを直接質問して確かめたりしてはどうでしょう。
「自分が知っている会社から企業選択する」という多くの学生がやって失敗することの反対。自分の能力から逆算する戦略的就活が、忙しい理系には何よりお薦めです。
ビジネスの仕組みは、言ってみれば自分の将来がかかった最大の判断材料なのですが、限り無く多くの学生はビジネスモデルより社風とか福利厚生を重視するようです。
阪大の学風って同じですか?学部/研究科、研究室が変われば、阪大のような巨大な大学で「同じような雰囲気」なのでしょうか?指導教員が違えば全然別の環境になりませんか?
福利厚生は法定のものは大丈夫だと思いますが、企業の善意で手厚くしている施策の場合は景気や環境変化で将来、一生続く保証はあるのでしょうか?
ビジネスモデルは少なくとも当面の間、会社が一番力を入れている商売であり、そこが変わる時は会社の経営体制が全面変更になるくらいの大きな変化の時です。安定度からいっても、ビジネスモデル以上に社員が重視すべき情報はないと考えます。
(本書参照ページ:p.97 企業選びの視点)
Q:阪大生の中でも企業から目立つためにはどうしたら良いですか?
A:「目立つ」といっても、良い意味で目立たなければ意味ありません。そればらば本来やるべきなのに他の阪大生がしないことをすれば良いのです
このようにQAで必ず質問することを、すべての参加説明会で自分に課してはどうでしょう。知らない企業の説明会にも出て、絶対1問は何か聞いてくる。聞くことがどうしてもなければその日の感想をコメントしてくる。
これを毎回やり続けたら、恐らく面接において圧倒的に、文系含む普通の阪大生に差を付けられるでしょう。抜群のビジネスコミュニケーションの実践練習となるはずです。
(本書参照ページ:p.5 戦略思考)
Q:給与面、自分の興味のあることができるかなど、わかりますか?
A:阪大生を採用するということは、ただのバイト採用とは全く異なります。恐らくその会社の管理職候補と見なされています。
つまり管理職として将来能力を発揮できそうか、それだけの地力があるか、阪大生として十分なインテリジェンスがあるのかなどを、仕事を通じて見られます。
その結果、「さすが阪大出身」という評価が得られるような仕事の成果が出れば、多分給料はその会社の一般労働者より高くなるでしょうし、自分のやりたいテーマやビジネスに取り組める可能性も高まるでしょう。
しかし成果もないのに高い給料をくれたり、好きなことを研究させるという会社は普通はありません。会社に認められるような成果が出れば社内でどんどんチャンスが広がります。
万一成果が出てもそれを認めないような会社なら、その成果をもって転職という選択肢もあります。
(本書参照ページ:p.98 真の企業研究)
Q:研究分野と全く関係ない領域の企業でも研究を強みにできるのですか
A:自分の研究がそのままビジネスになる企業というのはほとんど無いでしょう。プログラミング、医学、建築学・・・機械・電機といった、ビジネス直結研究であっても、その会社のすべての職がその業務担当という訳ではありません。
基礎研究で成果を出した、ユニークな視点で研究をしている、問題意識・課題設定の特質のように、研究の中身以上に研究への取組み方が重視されます。仕事における成果の再生産につながりそうだと説得できるかどうか、研究とは違った課題に対処できそうかどうかが最も大切です。
大阪大学で研究に取り組むことにはそれだけの価値があります。
(本書参照ページ:p.65 自分の専門と業界・職務の一致と不一致)
Q:アカデミックに進むか民間企業に行くか決め切れないのですが、何を軸に決めたらよいかコメントいただけますでしょうか。
A:アカデミアにキャリアを求めるなら、博士後期課程進学=学位取得が絶対欠かせません。しかし博士号があったからといって、ポジションが取れる保証はない世界です。
企業の営業職以上に、人間関係や対人スキル、プレゼン能力などの「研究以外」の能力も総動員する必要があると、私が指導したここ10年程度の博士人材は言っています。
アカデミックポジションを得道のりは簡単ではありません。しかもテニュア獲得ができるのは早くて30才くらい。30代半ばまで有期のポスドクで食いつなぐことなど普通です。
40代でポスドクという人もいる「保証のない世界」でも、強い意志を持ち、生活を支え、何としてもポジションを穫ってやるという実行力があるなら、ぜひ日本国民全員の未来のため、アカデミアで活躍して欲しいです。
皮肉でも何でもなく、そうした強い意志と行動力がなければ務まらないのがアカデミックポジションだと思います。
民間で道を探すなら、今日のように、会社における成果を出せる可能性を探り、しっかり就活すれば成果は出ると思います。
(本書参照ページ:p.67 学部・修士・博士ごとのキャリア選択留意点)
Q:インターンや説明会には参加しているのですが、「就活をやっている」という手応えはどうやって得ますか?
A:戦略的就活はあくまで「成果」だけを目指して一直線に進むことを目指します。内定に至れなければ、どれだけ充実感があろうと面接官から褒められようと、それは成果ですらありません。
インターンに行ったら、その会社のもっとも中心となるビジネスの構造や、なぜそうした製造・販売方針を取っているのかなどの、ビジネス理解を深めるなど、成果はいくらでもあります。
そのインターン先以外の会社を見る上でも、こうした企業理解、ビジネス理解はきわめて有効なので、目的を持ってインターンに行き、成果を追いかければ、就活全般において有意義な結果となるでしょう。
(本書参照ページ:p.29 学校推薦を利用して1ヶ月で最速内定)
Q:企業の業務に直接関係するようなアルバイト等の経験と、業務に全く関係ない研究はどちらが強みになるでしょうか?
A:アルバイトの内容次第です。誰でもできるアルバイトなら誰でもできるという評価。しかし大阪大学、大学院での研究は少なくとも誰にも出来ることではありません。
どちらが評価されるかは明らかです。ただしアルバイトで、直接目指す採用部門で働いており、その事業のビジネスモデルを熟知できるくらいに知識があれば、面接やESなど楽にクリアできるのではないでしょうか。
そこまでの成果の得られないアルバイトなら、採用とは関係無いと思われます。
(本書参照ページ:p.49 研究という武器)
Q:自身の人生で逆境を感じた瞬間はいつですか?また、どのように乗り越えましたか?
A:これって、私のことを聞いてるんですよね?私なんぞに興味持つとは奇特な方だなー。(何でも良いから聞けと言ったのは私でした・・・)
大学受験に失敗した高校、一浪しても第一志望校に落ちた時、「人生終わった」と思いました。すべり止め大学に入学しましたが、全然勉強する気にもならず、アルバイトにあけくれ、週4日、夜11時から朝8時まで新宿の歌舞伎町で夜勤バイトをしました。
当然大学の成績はほとんど可ばかり。しかし絶対留年できないので、4年で卒業したけど成績は最低で、その当時想像すらしなかった7年後、オックスフォード大学大学院受験時に、自己申告でGPAを記入したところ、「こんなひどい成績で受験したやつは初めてだ」と怒られ(ウソ、怒られてはいないがあきれられた)、しっかり落とされましたが、ロンドン大学様が拾って下さり、現代史学修士課程を修了できました。、
留学後応募した会社はほぼすべて外資系企業となりました。特に面接官が外国人マネジメント(ディレクターや役員)で、英語面接の場合ほとんど採用してもらえました。英語力だったら、私よりはるかに上手い人がいくらでもいるはず。
MBAじゃなく、ヒストリーで戦争戦略を学んだというキャリアストラテジー。マーケティング戦略における方策など、戦略思考は欧米人マネジメントには理解されやすいコンピテンシーとなったのだろうと思います。
私は研究者ではありませんが、一つの業務をしながらも常にそれを他人に説明できるように心がけていました。結果として何度か転職する度に年収を上げ、ヘッドハントなどありがたい経験もし、最終的には起業して自分で事業を行いました。
(本書参照ページ:p.80 外資系企業)
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]]>毎年出演しています、マイナビTV(マイナビ2024登録者なら無料で視聴可能)に今年も増沢隆太が出演します。
10/13(木)18時
理系学生のためのキャリア形成講座:実践編〜何から始める?どう動く?本当に知っておくべき知識とスケジューリング戦略〜
https://job.mynavi.jp/conts/2024/tv/article.html?sid=343
是非ご覧下さい。
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]]>現在東北大博士後期課程学生とポスドク支援における年間最大のイベント、「東北大学PhDCジョブフェア」開催に向け、全力で準備が進んでいます。私も担当学生のプレゼンテーション指導に日々取り組んでおり、なかなか更新できずすみません。
最新記事、こちらでチェック
そんな中、いよいよ年末に向け本格化が進む、就活全般。東北大学生命科学研究科では、毎年10月に「生命科学研究科キャリアガイダンス」を行い、無意味な不安や心配を避け、効率的な就活と研究の両立を目指したセミナーを行っています。
私、増沢も「生命科学研究科 大学院生への期待 学部生との差別化/スケジュール戦略」と題するショートセミナーを行いました。
またビジネスの現場で活躍する生命博士のOBの方、就活を終えた現役M2やD3の先輩も参加し、自身の就活体験をシェアしてくれました。
当日いただいたQAに以下、お答えします。共通できる質問は、合わせて回答しています。
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Q:修士から博士に進学することで広がった進路の幅などがあれば教えてください。
A:例えば製薬会社、特にメガファーマなどで研究科開発に就くにはドクターがグローバルスタンダードになりつつあります。海外で修士以下はテクニシャンという位置付けなので、グローバルな環境で働きたいという際に、選択肢を広げるでしょう。もっとも国内企業であっても、ソーシングや顧客で海外と関係の無いビジネスはまれなので、製薬に限ったことでは無いかも知れません。
また東北大学博士人材ユニット(PhDC)ジョブフェアに出展している企業の6割以上は「専攻・専門を問わない」と言っています。
Q:非常に夏季から就活に力を入れている方ばかりで驚いた。自分の周りにはインターン参加者が殆どいなかったためそちらの方がメジャーだと思っていたが認識を改める良い機会になった。
A:生命に限らず、インターンに積極的に取り組んだ人もいれば、有名人気企業しか応募せず、何十社も応募して全滅した人。全くインターンには行かず(行けず)本採用応募のみで内定を得た人もいます。
事情は人それぞれなので、インターン参加=採用ではなく、しっかり就活を計画し、準備して臨むことで成果は得られるでしょう。
Q:OBOG訪問のOBの方や、B2B企業などの滑り止めの企業を探すことは、生命科学研究科のキャリア支援センターでできるのでしょうか。
Q:生命科学研究科の推薦企業について教えていただきたいです。
A:生命研究科のキャリア支援室も、東北大学キャリア支援センターも、いずれも企業紹介などはしていません。(研究科宛に推薦が寄せられた場合はキャリア支援室で情報が得られる場合があります)
企業探しは就活の最重要パートであり、自分の人生を自分の責任で決めなければなりません。「ブラック企業」という言葉がありますが、ある人にとっては耐えがたいひどい労働環境でも、他の人にとっては短期間で実力が付き、出世や次へのステップアップがしやすい環境・・・ということもあり得ます。
自分の人生を探すには、まず自分自身で行う必要があり、探し方や応募先企業についての情報の取り方などは生命キャリア相談でも、東北大学キャリア支援センター相談でも、相談に応じてもらえます。
Q:感想としましては、今回のセミナーを聞いて、自分の就活のやり方がうまく行かないやり方に近くなっていたのに気づくことができたので、とても有意義な時間になりました。これからの就活では、本選考から逆算し、大学のキャリア支援センターも活用しながら戦略的に進めていけたらなと思います。"
Q:今日のお話を聴くと、自分は特に情報収集の段階から出遅れてしまっていると思いました。また実際の就活の様子をうかがうと、想像以上に厳しいスケジュールで行動されていることが分かり、認識が甘かったと反省しました。
これまで何も知らなかったのですが、公務員就職や転職についてのお話も大変貴重でした。勉強になりました。
A:ありがたい感想です。そのことにこの時期に気付いたことは非常に意味が大きいでしょう。これが年明け3月以後ではもう手遅れになります。つまりまだ「出遅れ」ではありません。この先も研究科のキャリアセミナーなどでしっかり対策を立てて下さい。
困った時、悩んだ時は生命相談ややキャリア支援センター相談など、ぜひ活用して下さい。
Q:学部生との差別化のために、ガクチカやアピールでは研究に絡めた内容を書く、と仰っていましたが、私としては、企業の理系職(とくに研究職)志望者はほとんどが理系大学院生であり、研究をするのは当たり前だからこそ、部活動で頑張ってきた経験をアピールしたいと考えておりました。私の考え方について、意見などをいただけますと幸いです。
A:就活で、ESで判断されることは、単に「どんな研究をしているか」ではありません。それでは研究科はもちろん専攻レベルでだいたいは同じような方向性になり得ます。
企業が知りたいのは「何を研究しているか」以上に、なぜ、どのように、どうやってその課題を見出し、どんな成果を得て(得ようとして)、どのように結果を想定しているか・・・といった、「能力」の判定だと思います。
同じテーマで同じ実験をしていても、完全にその取組み方や問題意識、トラブル、トラブルシュート、予想がすべて一致するようなことはないのではないでしょうか。
さらにその研究は「東北大学ブランド」が担保してくれています。サークルやバイトは東北大生でなくとも誰でもできることであり、クオリティの判断はできません。
Q:登壇者さんに質問です。
現在M1で薬学研究科ですが研究が楽しく、もう少し研究を続けたいと思っているので、博士課程に進学することを希望していますが、やはりその先の進路が不安で本当に大丈夫なのか、と心の中では思ってしまいます。(アカデミアと企業就職もどうしようかと悩んでいるところです。)
アカデミアではなく企業就職を志望されているようでしたが、博士に進学した理由を聞かせていただいてもよろしいでしょうか。博士で人気企業に内定を勝ち取った方の意見をお聞きしたく思います。それと、TOEICのスコアも高いものを取得しておくのが望ましいでしょうか。
A:登壇者ではありませんが、東北大博士の就職例を多数知っているので、私からもお答えします。
東北大の文系だろうが、学部生だろうが、就職で上手く行かない人は必ずいます。
「博士だから就職できない」という例は、過去15年間千人規模で博士を見てきた中で、一人もいませんでした。
より高度な研究をしつつ、ラボマネジメントもしつつ、専門分野に限らない企業との出会いに積極的に取り組む。このような姿勢を企業が放っておくとは思えません。「博士だから就職できない」のではなく、「就職対策、対応ができないから就職できない」だけです。
始めからアカデミアを目指すことなく、就職する木満々で博士後期課程に進学する人は、生命でも他研究科でもいくらでもおり、東北大PhDCはじめ、それを研究科や大学全体がサポートしています。結果は自分次第です。
TOEICは外資系や国際性の高い企業であれば、高スコアが求められます。これは850以上などというより、そもそも英語環境で研究や仕事ができるかが問われています。そこまでの英語力を求めない企業もあり、志望先の要求を見て判断して下さい。
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]]>ITmedia ビジネスオンライン掲載記事「スーパー高校生の才能を生かせなかった、キャリア教育の悲劇」増沢隆太
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2209/21/news038.html
千葉大学が1998年に全国初で導入した「飛び入学」。高2で千葉大に進学できた方が、大学院修士課程まで進んだものの、現在トラックの運転手をしているということが何度か報道されました。「キャリア教育」が本格的に広がる前の2000年代の出来事です。真のキャリア教育が機能できていたら、物理の天才を持ったスーパー高校生の進路を活かせた可能性があります。
・高2で千葉大に入学
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2209/21/news038.html
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]]>古い記事ですが、今の就活においても全くもって古ぼけない重要なポイントです。
ITmedia ビジネスオンライン掲載コラム
「人の役に立ちたい」という志望理由がダメな理由 増沢隆太
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1509/02/news031.html
「人の役に立ちたい」「社会貢献のために御社を志望しました」新卒学生のエントリーシート・志望動機では限りなくよく使われる言葉ですが、中途入社の30代の方のものでもたまに見かけます。人の役に立つことが悪いのではもちろんありません。思考停止がダメなのです。ではなぜ「人の役に立つ」と書くことが思考停止なのでしょう。
・「人の役に立つ」って何?エントリーシート添削や面接練習においてこう述べる人に、必ずその具体的説明をしてもらうようにするのですが、これまでそれを明確に説明できた人とは、学生だけでなく社会人ですらほとんど会ったことがありません。「人の役に立つ」「社会貢献」を志望動機に挙げる人はゴマンといますが、その志望動機自体を具体的に説明できないのです。
志望動機は企業が選考する上では最重要ポイントの一つ。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1509/02/news031.html
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]]>そしてこのように相談を利用してくれれば結果として上場メーカー(B2B)の内定を8月になって得ることもできるのです。
昔のコラム: